ルビー・リン主演！中国ドラマ『美人心計～一人の妃と二人の皇帝～』のあらすじ、キャスト、視聴方法まとめ

『美人心計～一人の妃と二人の皇帝～』ってどんなドラマ？

前漢を興した高祖・劉邦が亡くなり、中国三大悪女に数えられる呂雉が権力を振るうところから物語は始まります。

タイトルにある「美人」とは美しい人という意味以外に、中国語では妃の階級を指す場合があるそう。
「心計」には「計画、もくろみ」といった意味が含まれています。

後継者問題に巻き込まれたヒロイン・杜雲汐が、別人になりすまして諜報活動した結果、2人の皇帝から愛されてしまうという設定の本作。
スパイとしての立場上、本気で愛した人に嘘をつかなければならないヒロインと、全てを投げうってでもヒロインを追いかけようとする皇帝。

そして、敵の密偵だと疑いながらも、心からヒロインを愛したもう1人の皇帝が登場します。
愛する人や国を守るために戦い抜く彼らの生き様が見どころの一作です。

ヒロインは、前漢が全盛期となる礎を築いた人物・竇皇后として知られています。
彼女がいかにして生き残り、皇后にまで上り詰めたのか。
そんな彼女の聡明さが描かれているのも本作の特徴です。

物語のテンポも良く、最後まで引き込まれてハマってしまう最高傑作となっています。

『美人心計～一人の妃と二人の皇帝～』のあらすじ

天下統一を果たした漢は、栄華を極めていました。
そんな中、劉邦の正室・呂太后が権力を振りかざすようになります。
自らの地位を強固なものにするためには、劉邦の寵愛を受ける側室・薄姫の存在が目障りでした。

呂雉が関心を持っているのら、「次の世継ぎが誰になるのか」ということだけ。
そこで、我が子の劉盈を確実に皇帝にするため、呂雉は薄姫の息子・劉恒を暗殺しようとします。

我が身と最愛の息子の命が危ないと察知した薄姫。
魔の手から逃れるために、かんざしで自ら頬を斬りつけて美しい顔に傷を作り、争う気はないと呂雉に伝えます。
そして劉恒と共に、封地である代国へ行く決断をするのです。

一方、この騒動に巻き込まれた母娘がいました。
劉恒の乳母をしていた香怜とその娘・雲汐です。
彼女たちは暗殺に利用され、呂雉の悪事の生き証人となったために宮廷に居られなくなってしまいます。

この一件が皇帝の耳に入れば、呂雉といえどもただでは済まされません。
そのため呂雉は、伯父を頼って逃げ出した2人を必死に追跡します。

逃亡中に偶然出会った漁師夫婦の助けもあり、命拾いした雲汐たち。
しかし、追手の刃が助けてくれた夫婦に向いてしまい、彼らは命を落としてしまいます。

このままでは、我が子と漁師夫婦の娘・慎児にも危害が及ぶと判断した香怜は、大きな声を上げて追手の注意が自分に来るように仕向けました。
追い詰められて挙げ句、崖から飛び降りて命を絶つのです。

雲汐と慎児は、なんとか2人だけで目的地の伯父の家に辿り着きます。
しかし、伯父は稼ぎも少ないため、子どもを何人も養えるほど裕福ではありませんでした。
冷酷な伯母は、他人の慎児まで育てるのは無理だと冷たく突き放します。
そして伯母に言われるがまま、伯父は泣く泣く慎児を街へ置き去りにして帰ってくるのです。
その事実を知った雲汐はひどく悲しみました。

街に取り残された慎児は、ずっと一緒にいると約束したはずの雲汐の名を何度も叫んでいました。
彼女は結局誰に頼ることもできず、偶然居合わせた遊郭を営む女性に引き取られて行きます。

時が経ち、大人になった雲汐は、義兄から歪んだ好意をぶつけられて困り果てていました。
伯母からもひどい仕打ちを受ける毎日で、辛い思いをしてばかり。
泣いて苦しむ雲汐の姿をみた伯父は、彼女を嫁に出す決意をしますが……。