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『挑戦者・山下智久』韓国ロケで際立つ表情。ぼくらの山Pは“ドキュメンタリー人間”に変化した!

■ アメリカ時代には想像がつかない韓国ロケ

 ロケ地がアメリカから韓国へ移ったとは言え、38歳になり凛々しさましましの山Pの輪郭はむしろ際立つ。その意味で象徴的なのは、食レポ的な場面でのリアクションだ。『山下智久・ルート66』ではアメリカンなジャンキーフードを各地で頬張る姿がどれもほんとうにチャーミングだったが、特にザリガニ料理は爆笑ものだった。茹でたザリガニを手にとってぱくつくものの、ついつい苦笑い。当時の山Pはとにかく嘘がつけない。苦し紛れに出た一言が、「ザリガニっぽい」。

 忖度なしの初々しい食レポだったが、『挑戦者・山下智久』では基本クールなたたずまいで終始微動だにしない。第1話で訪れたのが、ソウル市内の広蔵市場(カンジャンシジャン)。屋台を見て回っていると、店員に話しかけられ、細巻きキンパやカスタード菓子をごちそうになる。丁寧な感謝は何度も重ねつつ、いかにも山Pらしい精悍な表情で食べる。ただ食べるだけで食レポが成立する。現在の彼はそんな境地に達したのだ。アメリカ時代には想像がつかない韓国ロケだなと思った。

 クールビューティーが、年齢に合わせて徐々に穏やかになってきた感じだろうか。韓国ならもっとコスメ系にビジュアライズされた見た目でもいいはずが、あえて着飾らない。笑顔が一つ一つ自然とこぼれる。昔は笑顔硬めだった山Pが今やこんな余裕の表情なのだ。表情とはつまり時間の経過であるわけで、『山下智久・ルート66』と『挑戦者・山下智久』でふたつのドキュメンタリーを見比べることによって、山下智久という人間の変化を鮮明に体感することができる。

【鉄板はコレ】底抜けに笑えて楽しい!おすすめの最新ラブコメ韓国ドラマ5選
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加賀谷健

コラムニスト・音楽企画プロデューサー。クラシック音楽を専門とするプロダクションで...

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