新人の頃から女優としての才能を高く評価され、一目置かれる存在だったキム・テリ。
なぜ彼女はここまで「すごい！」と称賛される特別な女優なのでしょうか？
これまでの出演作での活躍をおさらいしながら、彼女が持つ才能・魅力について解説していきます！
キム・テリの長編映画デビュー作にして代表作ともいえる映画『お嬢さん』。
鬼才と呼ばれるパク・チャヌク監督のこちらの作品は、エロチシズムな描写が衝撃的なサイコスリラー。
キム・テリは1,500倍のオーディションを勝ち抜き、“お嬢さん”に仕える侍女のナム・スッキ／珠子役を演じています。
幼くて素朴な魅力が光るキム・テリですが、この作品の中で見せたあどけなさの中に垣間見える妖艶さが非常に印象に残ります。
また、成人指定の作品なだけあって刺激的なシーンも非常に多いのですが、キム・テリの新人とは思えない堂々とした演技にもドキッとさせられます。
この作品を観れば、キム・テリを知らない人でもきっと「この女優は誰？」と気になってしまうはず。
それだけインパクトのある演技を見せたキム・テリが注目されるのは、当然のことといっても過言ではないでしょう。
また、映画『お嬢さん』は1939年日本統治下の朝鮮半島が舞台。
そのため日本語のセリフも多く、日本語を流暢に話すキム・テリの姿にも注目してほしいポイントです。
イントネーションも含め、おそらくかなりの練習を積んだものと思われます。
役作りのために努力を惜しまない女優魂も『お嬢さん』で感じることができますよ。
2017年公開の映画『1987、ある闘いの真実』。
この作品は、1987年の韓国で実際に起きた事件をテーマとした作品です。
韓国現代史において有名な民主化闘争を描いた作品ということもあり、韓国では公開1ヶ月で観客動員数700万人を超えた大ヒット作となりました。
キム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ユ・ヘジン、カン・ドンウォンなど豪華なキャスティングもこの作品のみどころ。
登場人物はほぼ男性のこの作品において、一輪の花のような可憐な魅力を発揮しているキム・テリ。
作中において、唯一架空の人物であるヨニ役を演じています。
学生デモの抗争に巻き込まれてしまったことや叔父が民主化運動に関わっていることから、韓国で起きている状況について考えるようになる役柄です。
この作品を観終わった後、現在に至るまでの韓国の歴史を感じるとともに、キム・テリが演じたヨニ役が非常に心に残りました。
切実な表情、悲しみとやり場のない憎しみに満ち溢れた表情…、心に残る演技とはこういうことなんだと感じるはずです。
映画『1987、ある闘いの真実』で、キム・テリの演技の実力が改めて評価されました。
2022年2月から放送開始となりNetflixでも配信中の韓国ドラマ『二十五、二十一』。
この作品でキム・テリは、主人公のナ・ヒドを演じています。
ドラマ『スタートアップ: 夢の扉』『保健教師アン・ウニョン』などに出演し、人気急上昇中の俳優ナム・ジュヒョクとの共演が話題となりましたが、それ以上に話題となったのはキム・テリの配役。
彼女が演じる役柄は、フェンシングに情熱を注ぐ女子高生！
当時31歳の彼女が主人公の女子高生役を務めるという驚きのキャスティングは、放送前から大きな注目を集めました。
蓋を開けてみると、全く違和感なく女子高生のナ・ヒドを演じているキム・テリ。
幅広い演技力はもちろん、年齢を感じさせない童顔のビジュアルと天真爛漫な魅力が高く評価されました。
ドラマ『二十五、二十一』で、青春ドラマのヒロインとして活躍できる魅力を証明したことで、今後ますますさまざまな作品からオファーの声がかかりそうです。
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