エンタメ・ナビゲーター田代親世さんが語るジェリー・イェン主演「夏花」の魅力！

©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

ニュース 2023/07/19 12:00

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美しく官能的な愛に酔いしれる、本格派ラブストーリー「夏花」。韓国エンタメナビゲートの第一人者であり中国ドラマにも詳しい田代親世さんが、本作と絶大な人気を誇り続けるジェリー・イェンの魅力について語った。

アジア中を虜にした「流星花園～花より男子～」から20年以上を経た今も、変わらぬ輝きを見せるジェリー・イェン主演のラブストーリー「夏花」がU-NEXTにて絶賛独占先行配信中、8月2日にはDVDリリース開始となる。この作品とジェリーの魅力を、韓国エンタメナビゲートの第一人者であり中国ドラマにも詳しい田代親世さんが余すところなく語った。

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セクシーさと野性味にプラスされたジェリー・イェンの魅力を再確認

　「これは寡黙で謎めいたミステリアスな大人の男性と、彼に一目惚れをして真っ直ぐに想いをぶつける可憐な少女の恋の物語です。『夏花』というだけあって、ひと夏の花のように可憐で、燃えるような印象を受けるタイトルからしてとても素敵だなと感じて見始めました。まずジェリー演じる主人公がヒロインの髪を洗う冒頭のシーンから、そのアンニュイな雰囲気に『なんなの、これは!?』と一気にドラマへの期待感が高まりました。しかも最初、彼女に顔を見せることなく、声だけを残して姿を消してしまうんです。このもったいぶった感じがすごくよくて、ヒロインの気持ちになって彼に焦がれ、彼女と一緒に彼を探すような気持ちにさせられましたね。

　そして、ジェリーは変わっていないなと思わせる一方で、年齢を経たことで感じられる深みが素敵です。浅黒い肌の質感や、タンクトップから見えるたくましい二の腕が本当にセクシーでエロいんですが（笑）、爽やかなんです。そのセクシーさと野性味にプラスして、ナイーブなところがあるのが彼独特の魅力です。瞳に常に寂しさを宿していて、放っておけないという気持ちにさせる。そういう母性本能をくすぐるところが『花より男子』の頃から変わっていないんだなと、今回感じました。それに、あの年齢で20代を相手にして違和感がない。40代半ばとなって、こんなに深みのあるロマンスの主人公を堂々と演じられるなんてすごいです。外見も感性も磨かれていて、自己管理が素晴らしいと思います。

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　ですから、彼の再発見というより再確認ですね。相変わらず素敵、やはりこの人はいいわ、という確認。年齢を重ねたことで、さらに深みを帯びた落ち着きと成熟と…でも変わらない孤独の影をまとっていて、手をかけてあげたくなる雰囲気は健在だと思いました。さらに言うと、よくあるツンデレとは違う“寸止め”でヒロインに接する彼には、成熟した大人の男の配慮が感じられたのがすごくよかったです。懸命に想いをぶつける彼女に対して、本当は想いを表したいけれど、そうすると自分も相手も傷つくからそこで止まる。それが、心を開いてからはこの上なく優しい眼差しになるのがツボです。寸止めの冷たさもいいですが、心を開いた後『君が最後の女だ』というのにはキュンとなりました。」

ヒロイン、シュー・ルオハンを抱きしめるジェリーの切なさに泣けた！

　「特によかったのは、彼が人を愛して愛されたかったんだ、ということを実感させる17話のシーンです。彼女から『愛してる、すごく愛してる』と言われて、思わず涙して抱きしめるシーンがあるんです。切ない感じですごく泣けましたね。彼は本当に愛を乞うていたんだけれど、過去に裏切られた経験があって彼自身が臆病になっていて、前に進めなかったところに彼女が正面からぶつかってきて、彼女だったらと心を開いた。二人の関係性がよく伝わってくるとてもいいシーンでした。あと印象的だったのは、彼女をイメージした花がばーっと敷き詰められたところです。彼の想いを彼女が感じて泣くんですが、彼が園芸家であることや視覚的効果がうまく生かされていて素晴らしいと思いました。

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　ヒロインがまたすごくよかったですね。少女の持つ純粋さで彼にぶつかっていく彼女は病を抱えているせいで、どこか刹那的でもあるんです。そこがドラマチックな感じを醸し出していていいなと思いました。彼女を演じたシュー・ルオハンは初めて見たんですが、すっきりした雰囲気の外見の中に情熱を秘めた素敵なヒロインです。不器用でちょっと高飛車な感じもあって、人付き合いがうまくできない。本当は人と交わりたいんだけれど、うまくいかないから強がってみせる。でも、彼の前では素直になっていくところに好感が持てました。」

立っているだけで官能のジェリー！素敵な男女が紡ぎ出す純愛ドラマ

　「彼女の母親の存在もいいんです。最初は干渉的な母親を鬱陶しく感じるんですが、その心情がわかってくると、娘への接し方が理解できるようになりました。後半、母親と年下男性の恋も描かれて、２つの年の差恋愛が映し出されるのが興味深いです。キラキラした青春ラブコメが多い中で、このドラマは久々の直球ラブストーリーで、夏に見て情熱的に恋したいと思わせるような深みがあります。こういうのが見たかったんだ、と改めて思いました。素敵な男女が紡ぎだす純愛ドラマは、やはりいいですよね。とにかく、ジェリーが立っているだけで官能！彼が最高のときめきをくれます。」