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「BTS」Vもリスペクト。CHEMISTRY「a better tomorrow」を聴いて没後20年のレスリー・チャンを想う

■ 日韓の橋渡しとしての説得力

 2002年、日韓共同で開催されたFIFAワールドカップの公式テーマソング「Let's Get Together Now」は、同大会のために結成された「Voices Of KOREA/JAPAN」によるシングル。作詞とプロデュースは日本のR &Bシーンには欠かせない松尾潔(何を隠そう、CHEMISTRYの生みの親!)、作曲は川口大輔が担当。CHEMISTRYは、このグループのメンバーとして参加している。韓国からはスウィートなR&B歌い「ブラウン・アイズ」が声を重ねるのもたまらない。
しかし当時の韓国はまだ日本語曲が制限されていた時代。そんな時代性での異例の共同開催で、日韓のグループがひとつの音楽的な時間を共有したことの意義は大きい。まさに日韓の橋渡しとなったCHEMISTRYの歌唱には、だからこその説得力がある。

「a better tomorrow」のサビ終わり、トラックタイトルがファルセットで柔らかに響く。タイトルの意味は、「明日があるさ」くらいの意味合い。手放しに楽天的なわけではないが、過酷な現実の中でさえ、わずかだけれど爽やかな光を明日に見る。単なる美しいバラード曲の域を越え、そこからさらに韓国リメイクからオリジナルの香港映画に思いを馳せると......。

《韓国中が夢中!》見逃してない?シンドローム級の人気を誇った大ヒット韓ドラ10選
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加賀谷健

コラムニスト・音楽企画プロデューサー。クラシック音楽を専門とするプロダクションで...

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