原作小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ著 斎藤真理子訳/筑摩書房)は、韓国で130万分を突破し大話題となり、K-POPアイドルたちの心にも響いた作品です。『少女時代』のスヨンは「読んだ後、何でもないと思っていたことが思い浮かんだ。女性という理由で受けてきた不平等なことが思い出され、急襲を受けた気分だった」
『BTS』のRMは「示唆するところが格別で、印象深かった」と発言しています。
日本でも翻訳本が2018年12月に刊行されました。当初、出版社は1万部の売り上げを予想していましたが、作品に共鳴する輪が広がり、なんと発売から2年足らずで20万部という驚異の数字を叩き出しているのです。
そんな社会現象となった女性作家の原作をベースに女性監督が映画化。
「韓国の1982年生まれの女性で最も多い名前」である“ジヨン”という名を持つ女性の、少女時代から結婚、出産に至るまでの人生を通し、韓国のジェンダー意識や社会問題を織り交ぜながら、女性が負う重圧と生きづらさを浮き彫りにしている作品なのです。
結婚・出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン。
常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。
そんな彼女を夫のデヒョンは心配するが、本人は「ちょっと疲れているだけ」と深刻には受け止めない。
しかしデヒョンの悩みは深刻だった。妻は、最近まるで他人が乗り移ったような言動をとるのだ。
ある日は夫の実家で自身の母親になり文句を言う。「正月くらいジヨンを私の元に帰してくださいよ」。
ある日はすでに亡くなっている夫と共通の友人になり、夫にアドバイスをする。
「体が楽になっても気持ちが焦る時期よ。お疲れ様って言ってあげて」。
ある日は祖母になり母親に語りかける。「ジヨンは大丈夫。お前が強い娘に育てただろう」
――その時の記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず、ひとり精神科医に相談に行くが・・・
(オフィシャルサイトより)
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