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韓国の兵役義務とは？

韓国では、韓国国籍を持つ成人男性は一定の期間軍隊に所属し、兵役義務を遂行しなければならないという義務があります。

なぜかというと、韓国は北朝鮮と今もなお休戦状態が続いているから。なかなか現状からは想像しにくいですが、韓国と北朝鮮は1953年に戦争をいったん停止し休戦協定が結ばれたものの、平和条約は結ばれていないのです。
そのため韓国では徴兵制度をとっているんですよ。

兵役の期間は配属される場所にもよりますが、服務は最低18か月以上とされており、空軍ではなんと21か月を要します。この期間は2018年10月から改正されたもので、それ以前の空軍は24か月も兵役期間があったんですよ。

対象となるのは満18歳以上の男性で、19歳になる年に兵役判定の検査を受けることが多く、大学生のうちに入隊をするのが一般的なんです。

兵役に関することは韓国ではとってもシビアにとらえられており、兵役を済ませているかどうかが就職にも大きな影響を及ぼすそうですよ。しかし、芸能界では練習生の期間であったり、デビュー間もない時期ということもあり、多くの芸能人は入隊期限ギリギリの頃に入隊する人が多いと言われています。

兵役ってどんなことをするの？

韓国軍の配属場所は陸軍・海兵隊・海軍・空軍・社会服務要員などに分けられます。

以前は一部の芸能人が実践部隊を免除されPR活動に従事する「国防広報支援隊」がありました。通称「芸能兵制度」と言われています。芸能兵の問題行動や他の兵役者との待遇の差など、さまざまな問題が報道されたことを理由に、2013年に廃止されています。
それ以降は芸能人も進んで一番過酷と言われている海兵隊に入隊する人が出てくるなど、芸能界を取り巻く兵役環境も変わってきているんですよ。

また、入隊場所によって入隊期間は異なりますが、入隊後すぐは全員が基礎軍事訓練を5週間行うことが義務付けられています。その後、それぞれの入隊先に配置されるという流れなんです。
この基礎軍事訓練ではさまざまなことを行うそうですが、「この5週間が一番きつかった」という人もいるほど、かなり過酷な訓練をしているようです。