大島麻衣さんに聞く！ 韓国エンタメ ＆ 最“旬” 韓国事情：第2回「K-POP」

BTSはなぜこれほどまでに凄いのか

　
――K-POPの中でも、BTSはもはや別格で、世界の頂点を極めましたが、大島さんが考えるBTSの凄さとはどんなところでしょうか？

◆まず、パフォーマンス力のクオリティの高さですね。最近のK-POPアイドルは、みんな高いとは思いますが、BTSはライヴを観ると分かるんですけど、あれだけ歌って踊っているのに、リップシンクがないというか、プロ意識の高さが半端ないんです。とにかくライヴが凄くて、熱量とパフォーマンス力の高さ、ビジュアルの強さ、それらが全てバーンと伝わってきます。

――それが世界を魅了しているのですね！

◆細かい動きとかも含めて、それは画面越しでは伝わらない魅力だと思います。BTSも自分たちで曲を作ったり、ステージパフォーマンスの演出をしたりする才能があるし、高いクオリティの求め方は本当にカッコいいなと思います。
　
　

BTS: PERMISSION TO DANCE ON STAGE – LA｜特別映像 ｜Disney+ (ディズニープラス）

　
　
◆あとは、メンバー同士の絆の深さ。パフォーマンスの時とプライベート空間の時、オンオフでのキャラのギャップがたまりません。メンバー同士の仲の良さもですが、信頼感の強さというか、「この7人で良かった」ということを、常々メンバーが言っていることからもうかがえます。

――ずっと脱退や新加入もなく、同じメンバーですもんね。

◆“7年の壁” というのがあって、基本デビューから7年契約を結んで活動するのですが、その後、再契約するかしないか、グループの中でも考え方がバラバラになってしまって、何人か抜けちゃったりするんですね。あと、徴兵制度もありますし。BTSも、ちょうど今まさにその壁なんですが、7年の再契約を全員で更新したんです。彼らが所属するHYBEという事務所がカッコいいと思うのは、兵役で2年から3年間はグループ完全体での仕事ができないけれど、7年更新したということは、完全体での仕事ができない期間を含めて、「この子たちの面倒を見ます」という風に、事務所側が守ったことです。そういう事務所との関係性の信頼度の高さとかも、私は結構好きですね。