こうした嵐の世界レベルでの躍進は、前年の2019年にも特大記録を打ち立てていた。デビューシングル「A・RA・SHI」(1999年リリース)から2019年の「5×20」までの全64曲が収録されたベストアルバム『5×20 All the BEST!! 1999-2019』が、その年に世界で最も売れたアルバムとして「Global Album of 2019」を受賞。最終的に330万枚の大セールスを記録し、ギネス世界記録にも認定。
この驚くべきセールスは、テイラー・スウィフト(『Lover』)を次点に押し込めたばかりか、あのBTSのEP『MAP OF THE SOUL:PERSONA』までも抑え込んだ。3位にランクした同作は、フルアルバムではないにしろ、かなり聴きもののトラックが収録された意欲作だっただけに、活動休止前の嵐がいかに殿堂入りの勢いを見せたかがわかる。
これまで全米チャート賑わせ、K-POP史上の快挙を成し遂げてきたBTSを日本の「嵐」が抑えたのだ。そうして勢いを加速させるように翌年にリリースされたのが、先のブルーノ・マーズからの提供曲だったのである。
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