宮崎駿監督、押井守監督、大友克洋監督 ── 本作のヨン・サンホ監督が小さい頃に影響を受けた日本の巨匠たちの名だ。彼らへの憧れを胸に、韓国でアニメーターとして活動していたヨン・サンホは、異色の社会派長編アニメ『ソウル・ステーション/パンデミック』に着手する。そしてその後日談である『新感染 ファイナル・エクスプレス』を自身初の実写映画として発表し、世界中の映画人や映画ファンを驚愕させたのである。
時速300km超の列車内で発生した逃げ場のないゾンビ・パニックでありながら、極限状態のヒューマンドラマに大号泣。『トガニ 幼き瞳の告発』「コーヒープリンス1号店」のコン・ユが正義の父性愛を爆発させ、両腕にガムテープをグルグル巻きにした筋肉番長マ・ドンソクが伝説的バトルを繰り広げる。『ソウル・ステーション/パンデミック』でヒロインの声優を務めたシム・ウンギョンが、本作冒頭シーンで物語を一気に動かしたが最後、ラストのラストまでノンストップのスリルと興奮が止まらない!
韓国初の超本格ゾンビ映画と銘打って日本に上陸したが、ホラー要素よりむしろヒューマンドラマ性が高く、ソンビ映画が苦手という方でも大丈夫。鑑賞後に「まさかゾンビに泣かされるとは〜」と目頭を抑える“感染者”が続出した。あまり予備知識を詰め込まずに、ファイナル・エクスプレスの乗客になりきって臨場感をお楽しみあれ!
【STORY】
ソウル発プサン行きの高速鉄道に乗り合わせた人々。別居中の妻のもとへ向かう父と娘、出産間近の妊婦と夫、高校生のカップルら、大勢を乗せて疾走する列車内で謎のウィルスが広がり、凶暴化した感染者が乗客を襲い始める。安全な終着駅にたどり着くまで2時間。愛する者を守るため、時速300kmの密室と化した特急列車は決死のサバイバルへ突入する──!
監督:ヨン・サンホ
キャスト:
コン・ユ
チョン・ユミ
マ・ドンソク
キム・スアン
チェ・ウシク
アン・ソヒ
キム・ウィソン
シム・ウンギョン
原題:부산행(英題:Train to Busan)
2016年 韓国映画/本編118分/日本公開 2017年9月1日
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