やはり見逃せないのは、ソ・ジソブのコミカルな姿!
無表情で冷たくも見える彼が慌てたり怒ったり、そして大笑いしたりと、さまざまな表情を見せてくれる姿には、ジソブ・ファンでなくてもドキドキします。
またこのドラマの醍醐味ともいえるのが、現実主義のジュンウォンと幽霊たちとのからみあい!
もちろん、彼には幽霊は見えません。
しかしゴンシルを愛するうちに、幽霊の姿は見えずとも、魂の暖かさや存在を感じるようになっていきます。
一方のコン・ヒョジンは、ふんわりとした柔らかさの中に芯の強さを感じさせる女優です。
ゴンシルが幽霊たちの思いを叶えようと一生懸命頑張る姿には、見ている側も癒されること間違いなし!
またジュンウォンのライバルにはソ・イングクがキャスティングされているのも注目です。秘密を匂わす謎めいた雰囲気とスマートさが魅力で、ストーリーの引き締め役になっています。
韓国語に「恨(はん)」と言う言葉があるのは有名です。読んで字のごとく、恨み辛みの感情のことを言います。
でももう一つ大切な意味を持っているのは知っていますか。
それは「自分の望む、かくあるべき姿」という意味です。
「主君の太陽」には、叶えられなかったさまざまな「想い」が登場します。幽霊や生きている人間、時には「想い出」を通じて想いは描かれてゆきます。
姿が無くなっても、魂は生きている。
その魂こそが「自分の望むべき姿」なのかもしれません。
死者の想いを受け取りながら、いつの間にかゴンシルとジュンウォンも、二人が本当に望む姿を見つけていきます。
「主君の太陽」は怖くて面白くて、ハートフルなドラマなのです。
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