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『サムシクおじさん』制作発表会レポート!「ドラマ界の新人俳優ソン・ガンホです」35年ぶりの共演にハグも

『サムシクおじさん』制作発表会レポート!「ドラマ界の新人俳優ソン・ガンホです」35年ぶりの共演にハグも

男たちの熱き生きざまを描く、骨太ヒューマン韓国ドラマ『サムシクおじさん』

韓国激動の1960年代を舞台に、豊かな国を目指し奔走する男たちの姿を描いた骨太ヒューマンドラマ『サムシクおじさん』。

自分は“地球の自転と公転”のように世界を回している人間であると、サムシクおじさんはキム・サンに自己紹介する。そして、キム・サンの夢が何であれ自分がかなえてやれると言う。しかし、サムシクのキム・サンに対する壮大な計画が着々と進められるにつれて2人の仲を裂こうとする人々も増えていく…・・。サムシクは果たしてキム・サンの夢をかなえられる人間なのだろうか。それともキム・サンを計略にまみれた政界に引き込んで怪物に変えてしまう悪魔のような存在なのだろうか。

出典元:https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/uncle-samsik/70QITRCyXkCZ

© 2024 Disney and its related entities

韓国ドラマ『サムシクおじさん』は、第75回カンヌ国際映画祭にて男優賞を受賞し、30年以上のキャリアを持つソン・ガンホのドラマ初出演作品。共演は単独主演を飾るほどの人気、実力を兼ね備えた俳優たちが名をつらね、2024年上半期最大の注目作として、世界のドラマファンから高い期待が寄せられています。

2024年5月15日(水)「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」での独占配信に先立ち8日(水)、韓国・ソウルで行われた制作発表会。ソン・ガンホ、ピョン・ヨハン、チン・ギジュ、ソ・ヒョヌ、ユ・ジェミョン、チュ・ジンモ、ティファニー、オ・スンフンら総勢8人の豪華俳優陣と監督・脚本のシン・ヨンシクが出席し、ドラマへの熱い想いを語りました。

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名声、実力を兼ね備えた豪華なキャスト陣

物語の中心に立つサムシクおじさんこと、パク・ドゥチルを演じるのはソン・ガンホ。

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「お会いできて嬉しいです。ソン・ガンホです。デビューから28年、演技を始めたころからすると35年目になりますが、演技生活で初めてみなさんへドラマという形でお会いします。慣れずに緊張しますが、一方ではトキメキを感じる、万感の思いが交錯します」と笑顔で挨拶。

本作を初のドラマ作品として選んだ理由を問われると「作品を通し、多くの視聴者とコミュニケーションをとってその価値を共有するわけですが、ご存じの通り、今は多様性に富んだ時代を生きています。(テレビだけでなく)配信サービスも普及し、さまざまな作品が配信されていますが、この作品は既存の作品とはまた一味違ったもので、僕には新鮮に感じられました。“視聴者の方々へも新鮮にうつるのではないか”と好奇心が芽生え、参加しました」と回答。

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“サムシクおじさん”は、戦時中も家族を飢えさせぬよう毎日3食(=韓国語で“サムシク”)を与えたことに由来する愛称。戦後の物資不足にあえぐ自国を豊かにしようと奔走するキャラクターを、ソン・ガンホが立体的に演じます。

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そんなサムシクおじさんと出会い、運命が変化していく青年キム・サンにキャスティングされたのは『ミスター・サンシャイン』で卓越した演技を披露したピョン・ヨハン。

「サンは、(実際に留学経験のある)僕のような人物です。アメリカで経済学の博士号を取得した最高のエリート青年で、豊かな国を目指しますが、計画がすべて台無しになります。そんなときに、サムシクおじさんとの出会いが心と体を動かし、壮大な計画を夢見るキャラクターです」

「監督の脚本が好きであったこと、ソン・ガンホ先輩のドラマデビューのお話もあり出演を決めました。はじめて台本を読んだとき「その時代を実際に生きた方が書いたのでは」と思うほど鮮明で、カッコイイ脚本でした」と、シン・ヨンシク監督の筆力を絶賛。

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ドラマ『殺し屋たちの店』『悪の花』のソ・ヒョヌは、キム・サンと共にアメリカで研修を受け、軍の改革を夢見る陸軍出身のエリート軍人チョン・ハンミンを演じます。

「ハンミンは心の中にマグマのようなふつふつとした熱い気持ちを秘めていて、猪突猛進型の性格です。サムシクおじさんと出会うと、疑念を抱いたり、葛藤が生じたり、疑心悪鬼になり友人であるサンを疑ったりする、2人の間で心が揺れる人物です」

「実は普段から時代劇に憧れがありました。違う時代、状況の中に生きる役を演じてみたかったんです。何より、ソン・ガンホさんのデビュー作とあり“この歴史的な瞬間にご一緒したい”と思いました。これまではレイヤーのある役が多かったのですが、今回は一途でエネルギッシュな役です。チャレンジしたことのない役だったので、新たな姿を満喫できると思います」と自身への期待と役柄についてコメント。

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次期大統領候補であり革新党・党首の娘、キム・サンの恋人でもあるチュ・ヨジンを演じるのはドラマ『初対面だけど愛してます』の実力派女優チン・ギジュ。

「台本がとても緻(ち)密で、文章からは激しさも感じたんです。私のせりふや、ほかのキャラクターから投げかけられるせりふにもすごく魅力を感じました。一番は、チュ・ヨジンという役が好きで、“チュ・ヨジンを演じたい”と思いました」

これまでハツラツとした役を演じる機会の多かったチン・ギジュは「ヨジンにハツラツさはないですが、明るさはあります。国文科を首席で卒業したエリートです。自分の高い能力を自覚しながらも、みせびらかすこともないです。夢はありますが、野望を抱いているわけではないので、サムシクおじさんの誘惑に最も揺るがないキャラクターではないかと思います」と自身のキャラクターを魅力を織り交ぜ紹介。

後に記者となるヨジンにちなみ、MCから「記者として、会場の記者のみなさんに挨拶をお願いします」と声がかかると、姿勢を正し明るく挨拶をするチン・ギジュの愛らしい姿も見ることができました。

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ドラマ『梨泰院クラス』のヒール役で強烈な印象を残したユ・ジェミョンは、 将官であるチャン・ドゥシクを担当。

「動的なドラマではありませんが、各人物たちの渦巻きや挫折があります。唯一私の役だけ、どんな役かがハッキリしなかったので監督と話し合い、理解を深め、この役を受け入れることになりました。彼は心に中にさまざまな想いを秘めていますが、それを表現した瞬間、消されてしまうような人物です。実は最も頭が良いのではないかと思います。そのさじ加減が難しく、監督と一緒に迷路をたどるような感じで演じました」と役作りへの苦労を告白。

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サンやハンミンが参加した研修の主宰元であるオルブライト財団の理事で、優れた美貌の持ち主であるレイチェル・ジョンを演じるのは、ガールズグループ・少女時代のティファニー。

「この作品の台本、ストーリーに魅了されました。楽譜を見るようにテンポやリズム、ハーモニーが素晴らしかったです。たくさんのキャラクターが登場しますが、それぞれがDNAをもっており、秘めた野望が魅力的でした。韓国に青優会があるのであれば、アメリカにはオルブライト家があります。レイチェルは韓国からアメリカへ渡り、帰国後オルブライト財団を立ち上げます。夢を模索する人物であり、サンに出会う中でさまざまな提案を行います。野心を抱いたキャラクターが多い中、彼女は唯一誰かのサポートをする人物です。最後までご覧いただくと、とても魅力的な人物であることをわかっていただけると思います」と、少し緊張気味に役柄の魅力をアピール。

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「台本を読んだとき、それぞれの人物が本当にいきいきしていました。そして、“ソン・ガンホさんが参加する”と聞いてすぐ出演を決めました」と話すのは、上流階級を牛耳る青優会の会長アン・ヨソプ役を演じる名バイプレイヤーのチュ・ジンモ。

「アン・ヨソプは政界のTOP20に入る権力者を率いるトップの中のトップ。欲望を秘めていて、目標のためならば手段を選ばない人物です」と役どころを説明。

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セガン紡織の社長アン・ヨソプの末息子、アン・ギチョルに第5回野花映画賞で新人俳優賞を受賞した若手実力派のオ・スンフン。

「韓国のエリートが集まった青優会のトップを父に持つ財閥の末息子です。壮大な計画を進める父の背中を見ながら、自分の想いや計画を心の中に持っている、謎を秘めた人物です。本作で、財閥の末息子の役を初めて演じたんです。裕福なエリートはどんな振る舞いをするのか、豊かな生活のことを考え演じたときは、本当に幸せでしたよ」と、満面の笑みで語りました。

監督と脚本を担ったシン・ヨンシクが語る作品の魅力

シン・ヨンシク監督は「世界で“ごはんを食べた? ”という言葉が挨拶になっている唯一の国が韓国です。そんな韓国において、一日に1食を食べるのも大変な時代を反映しています。超エリートたちが自分の壮大な野望を叶えようとしますが、その中で、サムシクおじさんというキャラクターは“食べること”で世界を理解し、疎通をします。実はそういった人こそ率直で純な心を持っている人物です」とタイトルでもある“サムシクおじさん”について説明。

「この作品を書くときに、ソン・ガンホさんとやるつもりで執筆を進めました。プライベートでも親交があり、脳裏にある彼の姿を想像して撮影を進めていく期間もとても楽しかったです。脚本は、本当に切実な思いで書きました。切実さに勝つものはないです。それをキャストのみなさんが熱演してくれました」と作品の出来栄えに自信をのぞかせました。

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次のページ : ソン・ガンホの回答に会場は笑いの嵐! 撮影でのビハインドエピソードも

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ERRY

韓国ドラマ好きのWEBライターです。 推し俳優は、チ・チャンウク(作品を観ると大体...

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