中国初代皇帝・始皇帝にまつわる人気ドラマ3作目は、「麗姫と始皇帝～月下の誓い～」。時は戦国時代、運命的な出会いを遂げた男女の恋模様と秦の進出を描いた史劇ラブストーリー。総制作費34億円をかけて制作され、2017年下半期のドラマ人気ランキング第1位を獲得した作品です。
中国人気スターのディリラバとチャン・ビンビンがW主演を務め、後の始皇帝となる秦王・嬴政（えいせい）とその妃である麗を演じています。物語には漫画『キングダム』でも人気の呂不韋（りょふい）・昌平君（しょうへいくん）・蒙武（もうぶ）・王翦（おうせん）・李牧（りぼく）など歴史上の人物が多数登場。華麗なアクションシーンはもちろん、ヒロインの初恋の相手・荊軻（けいか）を交えた三角関係ロマンスが見どころです。
公孫家の娘、麗は2人の兄弟子と共に、衛の総帥である祖父・公孫羽のもと剣術の腕を磨いていた。麗は偶然に少年時代の嬴政を追手から救い、嬴政は麗を見初める。
美しく成長した麗は秦軍から追われていたが、共に逃げていた二番兄弟子・荊軻が麗の前で負傷。麗は、荊軻の命を救うため、負った傷の解毒薬と引き換えに嬴政のいる秦宮に入る。荊軻への気持ちを押し殺して。
しかし、麗はひそかに荊軻の子供を身ごもっていたのだった・・・。
中国初代皇帝・始皇帝にまつわる人気ドラマ4作目は、「始皇帝 天下統一」。 中国史上初の天下統一を成し遂げた始皇帝の波乱に満ちた生涯を描く歴史ドラマ。総制作費が165億円という超大作ドラマです。第33回中国テレビドラマ飛天賞で最終候補に選ばれるなど高評価を獲得しました。
「容疑者Ｘの献身」の中国リメイク作などでおなじみの人気俳優チャン・ルーイーが主演を務め、苦難の道のりを歩む主人公・嬴政役を好演。主人公と対立する呂不韋役を実力派俳優ドアン・イーホンが演じています。史実を踏まえ8年かけて書き上げたという脚本や、専門家に指導を仰いだという演出など、こだわりが詰まった本作は見応えたっぷり。名キャストらの熱演から一時も目が離せない作品です。
戦国時代後期、５００年余りにわたる紛争が人々を苦しめていた。六国の勢力が弱まる中、秦国は天下統一に向けて頭角を現わし始めていた。
紀元前２５９年冬、趙国・邯鄲で人質となっていた秦国の王孫・エイ異人（シン・バイチン）とその妻・趙姫（チュウ・チュウ）の間にひとりの子が誕生し、エイ政（チャン・ルーイー）と名付けられる。紀元前２５１年、秦の第２８代君主の死により孝文王が秦王となり、異人は太子となった。紀元前２５０年、１年の服喪期間後に即位してわずか３日の孝文王が死去し、王位を継いだ異人は、呂不韋（ドアン・イーホン）を丞相に就かせて東周を滅ぼし、治国安民を築いていく。長きにわたり敵国をさすらい秦へと戻ったエイ政は、慣れない咸陽で父との確執を消せずにいた。そんなエイ政に王者の才を見いだした呂不韋は、エイ政に太子の位を与えるよう異人を誘導し、エイ政に接近する。
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