日本では昭和の時代から、事務所の社長と所属タレントとは、まるで親と子のように親密な関係であることが多い。それがドラマ作品の中で俳優同士として親子関係を演じるとなると、なおさら強い結びつきを感じる。小栗が社長に就任する前だったとは言え、『鎌倉殿の13人』で小栗扮する北条義時の長男・泰時役に坂口健太郎が配役されていたことには、ちょっとした目配せを感じてしまう。役の外で実際に彼らがどういう関係かは別として、劇中の親子関係からトライストーンの組織図が読み取れるようにも思う。
さてそんなトライストーンの愛息俳優・坂口健太郎だが、彼はおそらく日本人俳優で最も韓国エンタメとの親和性があるひとりではないだろうか。まずその容姿が、韓国の俳優ソ・ガンジュンにそっくりであることはよく指摘されている。さらに坂口と韓国の組み合わせを語る上で外せないのが、BTSとの関係性だ。それは坂口が主演した映画『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』(2021年)の主題歌としてBTSが「Film out」を提供したことにはじまる。メインボーカルのジョングクが楽曲制作に参加し、backnumberがプロデュースを担当した同曲をきっかけに坂口が、BTSのファンミーティングに顔を出すなど、交流が深められていく。
さらに2022年には、『2022 MAMA AWARDS』授賞式のプレゼンターを務めた坂口が、「Album of the Year」としてBTSの『Proof』を発表。同授賞式に出席するために来日したJ-HOPEと3年ぶりの再会を喜ぶ姿が坂口の公式Instagram上で公開された。坂口の投稿に、J-HOPEが「いいね」を押したことにファンが歓喜していたことからも祝祭的な関係性であることが伺える。あるいは、&TEAMのデビューEP(2022年リリース)『First Howling : ME』のリード曲「Under the skin」のミュージックビデオでは、かなりエモーショナルな役柄を演じ、韓国トピックが尽きない坂口。今年9月にはソウルでファンミーティング『2023 Kentaro Sakaguchi Fanmeeting in Korea』を開催した。
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