『挑戦者・山下智久』配信開始。ソウルを歩く山P、至れり尽くせりのサービスで追憶の休日を過ごす？

■ マジカルなときめきに満ちた断片の数々

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冒頭で「追憶の旅」と書いておきながら、「いやもう完全に山Pの休日じゃん！」と思うかもしれない。いやいや、そこがこのドキュメンタリーのミソである。全10話配信のまだ初回。むしろこれくらいゆる〜いスタートの方が、後の展開がより楽しみになる。

確認するまでもなく、被写体は山Pなのだ。彼がソウルの街を回り、食べ歩くだけでも印象に残る画はかなり撮れてしまう。撮影隊が撮れ高を気にする必要もない。もちろん日本ロケであっても同様に映るだろうが、特に韓国ロケでしか感じられない異国の街並み、そこから漂うアジアの大都市の雑多な気配がいい。そしてソウルという名が喚起するソウル（魂）フルな足取り。

ソウルの風を肌に感じ、全身にまとわせる。山Pが韓国にどんどん馴染みながら不思議と浮き立つ。それなのに自然に見えてしまう姿。そんなマジカルなときめきに満ちた断片の数々として楽しむことが出来る。この休日、ほんとずっと見ていられる。