キム・ナムギルが難役に挑み高い評価を受けた「悪の心を読む者たち」を深掘り

2度の大賞に輝くキム・ナムギル

　
ずっと孤独を抱えて生きてきたけれど、被害者に寄り添うことができる主人公・ハヨンを演じるキム・ナムギルは、本作で素晴らしい演技を披露しています。
　
　

©SBS

　
　
2019年、「熱血司祭」での受賞に続き、2022年のSBS演技大賞でも「悪の心を読む者たち」で2度目の大賞に輝いたキム・ナムギル。
年末に開催された授賞式では、「実はこのドラマは年初に放送されたので、少しも期待していませんでした。この作品の題材が難しいということもありますし、一般受けする部分も少ないと思います。忘れずに応援してくれた視聴者のみなさんに感謝しています」と語ったナムギル。

「全てのドラマがそうですが、スタッフとキャストの助けを得て、良い結果を出したいと思っています。このドラマが完成したのは、凶悪犯を演じた俳優のみなさんのおかげです。悪役を演じるのは簡単ではありません」

ナムギルが、こうコメントしているように、「悪の心を読む者たち」の犯人役のキャストの怪演ぶりは凄まじいものがあります。

ドラマの最初の方で、ハヨンが面会して話を聞く凶悪犯に扮したコ・ゴンハンは、5月に当サイトで紹介した「軍検事ドーベルマン」にも出演している俳優ですが、その時の軍捜査官役とは全くの別人に見え、同じ俳優とは思えませんでした。
「悪の心を読む者たち」では、不気味な凶悪犯像を見事に体現しています。
　
　

　
　
さらに、ナムギルは「昼夜問わず頑張る警察のみなさん、常に悪の心を読むために努力するプロファイラーのみなさんにこの賞を捧げたいです」と、授賞式で語っていました。