映画をヒットさせねばならず、脚本を修正するも、投資家に見放されたり、事務所の代表からは工事のために荷物を整理しろと言われたり、映画監督として悩みが尽きないジワン。
ジワンは、『女判事』の故ホン・ジェウォン監督(モデルはホン・ウノン監督。韓国で2人目の女性監督です)の作品で編集技師をしていたイ・オッキ(イ・ジュシル)が存命だと知り、彼女を訪ねます。
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ジワンとオッキの会話から、映画業界で女性が活躍するのは本当に大変だということが分かります。
「昔は編集室に入ったら『女は縁起が悪い』と塩をまかれた」と話すオッキ。
ジワンも駆け出しの頃は、「映画会社の代表に『アジュンマ(おばさん)がなぜ映画を撮るのか。家事でもしていればいいのに』『子供までいるのに』と言われた」と話していますが、それはシン監督自身が体験したことだそうです。
1960年代の女性監督は、子供がいることを隠していたんだとか…。
結婚して子育てをしながら映画監督として活躍するシン監督たちは素晴らしいですし、尊敬されるべき存在ですよね。
『オマージュ』では、ジワンの仕事だけではなく、婦人科的な体の問題も描かれます。
更年期の症状や、さらに深刻なことにも切り込んでいますが、重くなり過ぎず、ジワンが直面して対処する姿はとてもリアルで共感できます。
ほかにも、夫との冷めた会話や、10~20代の息子がお母さんを大好きなのにズバッと耳の痛いことを言う描写など、共感ポイントがたくさんあります。
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