【一世を風靡した女優編①イ・ヨンエ】連載コラム④：韓流・華流ブームがもたらしたライター道の転機

イメージを覆した衝撃作

　
「宮廷女官 チャングムの誓い」が世界を席巻した後、イ・ヨンエさんは『JSA』のパク・チャヌク監督作『親切なクムジャさん』に主演しました。

復讐をテーマにした本作は、あまりにも衝撃的で、観た後は何年経っても細かい部分まで忘れることができません。
私が、というか世界が、イ・ヨンエさんに抱いていたイメージを大きく覆す内容の映画でした。
　
　

『親切なクムジャさん』（2005年、韓国映画）

　
概要：
『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』に続く、パク・チャヌク監督による“復讐3部作”の完結編。2005年、ヴェネチア国際映画祭特別賞三冠受賞。『JSA』「宮廷女官 チャングムの誓い」などで見せた清純なイメージから一転、美しくも冷酷な復讐者クムジャを演じ、4年ぶりのスクリーン復帰作を大成功に導いた。『オールド・ボーイ』のチェ・ミンシクも敵役を熱演している。

ストーリー：
ある男に娘を人質に取られ、誘拐殺人犯の身代わりとしてクムジャは13年を刑務所で過ごす。優しく美しい彼女は“親切なクムジャさん”として囚人たちから慕われていたが、彼女の全ての行動は復讐のためだった。刑期を終え、復讐鬼と化したクムジャは娘と再会。先に出所した仲間の協力でついに男を手中に収め、復讐を遂げようとした瞬間、驚愕の事実が明らかに…。

本作で、新境地を開いたイ・ヨンエさん。
物凄い存在感でした！
　
　

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イ・ヨンエさんインスタグラムより
　
　
イ・ヨンエさんは、結婚や出産、大学院進学などで女優業を長く休業していた時期もありましたが、2021年はドラマ「調査官ク・ギョンイ」に主演。
これからの活躍にも大いに期待したいですし、またいつか来日してくれる日を待ちたいです！