カク・チョエンが手掛けたのは、2001年に公開の映画「猟奇的な彼女」です。
韓国映画が世界に広がったきっかけになった、映画を作り上げました。
映画の人気は世界に広がり、日本・中国・アメリカでリメイク作品が制作されたほど。
カク・チョエンがいなければ、韓国映画は違ったスタイルになっていたかもしれません。
日本よりも検閲が厳しい韓国で、敢えてハードな展開の映画で挑んだパク・チャヌク。
彼の名前が広がったのは、映画「JSA」でしょう。韓国軍と北朝鮮軍の交流を描いた作品は、韓国だけでなく日本でも大変な話題になりました。
監督の名前が絶対的なものになったのは、日本の漫画が原作の映画「オールドボーイ」です。
カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を獲得。韓国国内の映画賞も総なめに！
ハリウッドでもリメイクされました。
韓国で最も有名で実績もある監督といえば、ポン・ジュノでしょう。
アジアで初の作品賞の受賞は、大きなサプライズとなりました。
ポン・ジュノ以前にも、アジア作品がアカデミー賞を獲得したことがありました。
もちろん日本も例外ではなく、黒澤明や宮崎駿も受賞しております。ただ黒澤明も宮崎駿も、獲得したのは名誉賞。作品賞ではありません。
ポン・ジュノは社会問題に深く切り込み、嫌というほどの現実を映画に突きつける監督です。
かつての韓国において、国内の社会問題を取り扱うのは絶対タブーでした。
平和になった今だからこそ、誕生した名監督と言えるでしょう。
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