BUSAN, SOUTH KOREA - OCTOBER 12: South Korean actress Moon Geun-Young attends a photocall for 'Glass Garden' the opening film of the 22nd Busan International Film Festival on October 12, 2017 in Busan, South Korea. (Photo by Han Myung-Gu/WireImage)
時は16世紀後半。
本作は、女性として初めて王室の陶工“沙器匠(サギジャン)”になった、朝鮮一の陶工ユ・ジョンの半生を描いた作品です。
これまで取り扱われたことのなかった王室の陶磁器制作所「分院(プノン)」が舞台となりました。
物語の主人公ユ・ジョンは、実在した陶工の百婆仙(パクパソン)がモデルとなっています。
百婆仙は、九州で数百人もの陶工を指導し、“有田焼の母”だと言い伝えられています。
一流の陶工を目指すために男装をしてまで分院に入った後、王室内の政権争いに巻き込まれたユ・ジョン。
そんな彼女の波瀾万丈な半生を知ることができる一作となっています。
朝鮮第14代王・宣祖の時代。
王室の陶磁器制作所・分院(プノン)に、イ・ガンチョンとユ・ウルダムという2人の優秀な沙器匠がいました。
分院の最高官職である郎庁の座を巡って、王から勝負を命じられた2人。
しかし、宣祖の側室である仁嬪キム氏が手を回し、ウルダムを大逆罪で投獄させてしまいます。
仁嬪キム氏と関わりのあるガンチョンは、最高官職・郎庁の座に就くことに。
やがて、宣祖の皇子(光海君)が誕生したことで、ウルダムの無実が判明。
身の潔白が証明されたとはいえ、郎庁になれるわけではありませんでした。
一方、ウルダムの弟子であるヨノクが女児を出産します。
生まれた女児をウルダムに託し、出産後ヨノクは他界。
女児はジョンと名付けられ、ウルダムによって育てられました。
明るい少女に成長したジョンは、山中で落とし穴にはまっていた光海君と出会います。
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