ドラマ『復讐の渦～因縁の父娘～（原題：하늘의 인연/空の縁）』（以下、『復讐の渦』）は、2023年4月17日からMBCで放送された韓国ドラマです。
脚本は、ドラマ『福寿草』『鳴かない鳥』などドロドロ愛憎劇を数多く手掛けてきたヨ・ジョンミ。
愛憎劇、いわゆるマクチャンドラマを得意とする脚本家が書き上げたドラマ『復讐の渦』は、絶対的な存在である父と境遇の異なる2人の娘から生まれる壮絶な運命を描いたストーリーとなっています。
全120話という長編ドラマの中で描かれるのは、嫉妬や承認欲求、三角関係に家族愛…と泥沼愛憎劇に欠かせないテーマばかり。
そして、父親の欲望によって狂わされた娘2人の悲劇と復讐劇が描かれています。
シャインコスメティックの戦略企画室長のチファン(キム・ユソク)は、ムジョン建設会長のサンチョル(チョン・ハニョン)の娘ミガン(コ・ウンミ)と結婚するため、身ごもっている恋人のスニョン(シム・イヨン)を捨て、殺そうと企てる。それを知ったチファンの秘書でスンヨンの友人のジョンイム(チョ・ウンスク)はスンヨンを守るため駆け付ける。家の片隅でスンヨンは無事に女の子を出産するが、追っ手に見つかってしまい、追い詰められたスンヨンは赤ん坊と共に崖から飛び降りたのだった…。
時は流れ8年後、スニョンの子どものヘイン（幼少期役 キム・シハ）は、養護施設で暮らしていた。一方、ソンジュファッションの会長ユンモ(ピョン・ウミン)の息子ジヌ (幼少期役 イ・ジュウォン)は母親を亡くし、悲しみに暮れていたところ、池でおぼれてしまう。それをヘインが見かけて助けたことが縁で夕食に誘われる。そんなとき、ヘインを養子にしたいという夫婦が現れて…。
第1話では、登場人物の運命を狂わす元凶から描かれています。
チファン（キム・ユソク）は、自分の子どもを身ごもった恋人がいるにも関わらず、野心のために建設会社の令嬢と結婚する道を選びます。
別れるならまだしも、恋人を殺そうと計画する序盤からなかなか激しい展開です。
そして時は流れ、物語の主人公の1人となるのが、恋人が出産した赤ちゃんだったへイン（幼少期役：キム・シハ）。
養護施設で暮らすへインは、池で溺れていたジヌ（幼少期役：イ・ジュウォン）を助けます。
へインとジヌの幼少期の偶然の出会い、そして欲望から恋人と実の娘へインを切り捨てたチファン。
令嬢との間に生まれた娘セナ（チョン・ウヨン）も加わり、登場人物たちは運命に翻弄されていく…というストーリーです。
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