韓国映画『告白、あるいは完璧な弁護』でソ・ジソブが初のサスペンス・スリラーに挑戦！

事件の再検証のためシネは徹底的にミンホからふたつの事件の背景と事実を問いただすのですが、この弁護士と依頼人のひりひりするようなやり取りが見どころ。

ミンホの山荘で対峙するふたりの会話は仮説と疑惑が入り混じり二転三転。スリリングな世界に引き込まれます。

（C） 2022 LOTTE ENTERTAINMENT & REALIES PICTURES All Rights Reserved.

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◇ジソブは役にのめり込み悪夢を見るほど

ブレイクした主演ドラマ『ごめん、愛してる』（04）から、どちらかというと“陰”のオーラが魅力のジソブ。誠実な対応で無実を訴えるも、何か秘密がありそうな複雑なキャラクターはまさにハマり役でした。

対する凛とした弁護士シネ役は、社会現象を巻き起こした米ドラマ「LOST」(04～10)への出演で早くから世界的に注目されたキム・ユンジン。最近ではNetflixのクライムサスペンス「ペーパー・ハウス・コリア：統一通貨を奪え」(22)で危機交渉チームのリーダー役を好演。

本作はジソブとユンジンの迫力の演技バトル一騎打ちにシビれるうち、真相は意外すぎる方向へ。そして、ラスト15分で思わぬ真実が明らかになるのです。

韓国の殺人絡みのサスペンスはかなり血生臭い作品もありますが、本作は流血少なめで、緊張感のあるシーンの連続でハラハラが止まらない展開です。

初めてスリラーというジャンルに挑戦したジソブは、「普段口にしたことのない言葉を吐き出す快感もあり、今まで見られなかった自分の姿を見ることができて演じるのが楽しかったです」と語りながら、役に没頭するあまり「誰かに追われたり、誰かを殴っている悪夢を見るほど大変だった」と初挑戦の苦労を明かしました。

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