これまで、俳優として出演してきたチュ・サンミさんの作品は、『誰にでも秘密がある』を含め多数見てきました。彼女はキム・ソナさんやチャ・スンウォンさんらと共演したドラマ「シティーホール」の後、出産・育児のため俳優活動を休止していましたが、もともと演出にも関心があったそうで、休止期間中に大学院の映画制作科に通い、監督を目指して本格的に学んでいたことを知りました。
そんなサンミさんは、産後うつになった際に、テレビドラマで子役が泣いているのを見てもつらくなるほど、「子どもを見ると我が子を投影してしまう」という症状を経験しました。
そのような状態の時、テレビのドキュメンタリーで、北朝鮮で飢えに苦しむ子どもの姿を見て、「人道主義的な感情よりも、『この子のお母さんはどこにいるの?』という思いで、涙が止まらなかった」というサンミさん。
彼女は知り合いの出版社を訪ねた時に、朝鮮戦争の戦災孤児、約1500人の子どもたちが秘密裏にポーランドへ送られたという、近年まで韓国でほとんど知られていなかった事実に関する資料を見つけ、その子どもたちを描く劇映画を作るつもりでシナリオを書き始めます。
©2016. The Children Gone To Poland.
そして、ポーランドに取材に行くことにしたサンミさんは、戦災孤児を実の子どものように世話したポーランドの教師たちに取材をし、話を聞くうちに、高齢の教師たちの声を記録する必要を感じ、劇映画よりも先にドキュメンタリーを作ることにしたのだそうです。
©2016. The Children Gone To Poland.
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