https://www.bs11.jp/drama/cinderellaman/
出典元：BS11
天涯孤独のデサンは、ナイトクラブにドレスを貸し出したり、有名ブランドのコピー品を売ったり、忙しく働いていました。
ある日、デサンがコピー品製作のために有名ブランド店に出入りしていたところ、「いつも何も買わずに冷やかしにくる」と店員に追い出されそうになります。
そこへ他のショップの店員が、「いつもありがとうございます」と言いながら高級スーツを持って来て、訳も分からずに受け取ってしまいました。
受け取った袋には、一目で高級とわかるスーツが入っていました。着てみると、何故かデサンの身体にぴったり。
デサンはこのスーツを着て、普段は行かないクラブで商売をしようと目論見ますが、ヤクザにバレてしまい、営業区域を侵したと追われるデサン。
たまたまクラブに居合わせたジュニは、デサンに間違われ、2人とも追われることになってしまいます。
なんとか逃げた2人ですが、ジュニはデサンのスーツが自分のものであると気づき、自分を装った詐欺師だと悪態をつきます。
頭に来たデサンは、ジュニを殴り、スーツを脱ぎ捨てて去りますが、心臓の悪いジュニにはたった一発のパンチでさえ致命傷となり、起き上がれません。
一方、父が亡くなったのを機に、韓国に戻ってきたユジンは、心労で倒れてしまった母の入院費と父の借金を抱えることになってしまいます。
見かねたデサンは、恩人であるソ社長の娘であるユジンを手助けすることに。
デサンのやり方に納得できないユジンでしたが、次々と品物を売りさばいてくれるデサンに対し、次第に心を開いていきます。
実母からの遺伝で心臓が悪いジュニは、移植を受けるよう、医者に言われます。
血の繋がっている自分を後継にしようとする祖母が、実母の死に関わっていると知ったジュニは、復讐に燃え、そのためにもフランスで心臓移植を受けようと決心します。
そこで、自分と瓜二つのデサンを思い出し、身代わりを演じてくれたら高額のアルバイト代を出すと提案します。
断るデサンでしたが、自分とユジンの状況を鑑みて、提案を飲むことに。
家族だけ騙せばいいと身代わりを引き受けたデサンでしたが、祖母は公の場にデサンを連れ出します。
なんとかジュニを演じるものの、ところどころでデサン自身が出てしまい、周囲を驚かせることに。
ジュニの義理の兄・ジェミンは、財閥の令嬢・セウンと新事業のデザイナーとして組むことになり、水面下で東大門にアウトレットを作る計画を進めていきます。
ジュニの帰国を知り、二重生活から解放されると息をついたデサン。
呼び出されたデサンが病室に出向くと、そこには移植手術後の拒否反応で瀕死状態のジュニがいました。
そして、1枚の写真を見せ、「俺たちの母さんだよ」と言い残して、逝ってしまいます。
デサンは、ユジンのためにもジュニとして生きることを決意しますが、逆にユジンを傷つけることに。
祖母にセウンと婚約させられてしまい、ユジンを諦めようと思ったデサン。
デサンに惹かれているセウンは、デサンの心がまだユジンにあると知り、ユジンが使うはずだった材料を買い占めて、デサンを脅します。
それを知ったユジンは激怒し、急遽デザインを変えて、見事コンテストに優勝！
しかし、デザイナーになり独自のブランドを持てるはずが、会社の方針が変わり、東大門にアウトレットを建設すると告げられ、「東大門の人たちを裏切ることはできない」と、賞を返上します。
さらにジェミンは、東大門のショップを買い占め、その責任をデサンに擦り付けようとしていました。
アウトレットを作る計画がユジンの画策により頓挫してしまい、失意にくれるジェミン。
そんなジェミンを、祖母が呼び出します。
ジェミンの手を取り「お前を孫だと思わなかったことは一度もない」とハッキリ告げ、彼は涙を流します。
それこそがジェミンが本当に欲しかったものだったのです。
愛されていない、認められていないと思っていたからこそ、今まで会社に執着していたのでした。
後に、ジュニの墓が立てられ、家族で墓参りをします。
デサンも家族の一員として認められ、ジェミンと兄弟として並んで立っていました。
誤解も解け、デサンは東大門へ戻ることに。
東大門では、ユジンをもう一度留学させようとする動きがありましたが、ユジンは辞退し、「アパレルの経営を学ぶならパリにいかなきゃ」とデサンを送り出します。
1年後。2人はソウルタワーで再会を果たすのでした。
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