店を出ると、外に「シン・アリョンの孫 韓国代表 キム・ウシク」という垂れ幕がかかっていました。
ミジュは20歳の頃にメイに出会って真っ暗だった人生が変わったから、20歳のウシクにとってソンギョムに出会えたことは幸運な事じゃないかと言います。
ソンギョムは「間違いなく幸運です」と答えました。
ウシクがインタビューを受けたニューヨークデイリーの記事が出ました。
ミジュは急いで記事の翻訳をして、様々なサイトに韓国語で記事をアップし、拡散させます。
インタビューでは、高校の頃からパク・ギュドクとキム・ギボムに殴られていた事、走れなくなるのが怖くて耐えていた事などが語られていました。
記事で、ソンギョムは加害者ではなく唯一助けていた人で、彼に憧れて陸上をはじめ常に目標だったと伝えられます。
インタビューの最後に、「記録更新できるのか?復帰できるのか?悩んだ結果、陸上をやめます」と話しました。
ソンギョムはウシクに連絡しても繋がらず、雨の中探し回ります。
ウシクが見つからないまま、ソンギョムはミジュの家に行きました。
インタビューの時、ウシクが辞める事を知っていてなぜ黙っていたのか聞きます。
ミジュは「あなたが彼をかばったように、彼もあなたを庇ったのよ。生まれつき苦痛に対得られる人ないない。だからもう平気なフリはしないで」と言って、ソンギョムを屋根の下に引き寄せて抱きしめました。
「これが何かもわからない?」と訊ねるミジュに、ソンギョムは「わかるよ。慰め」と答えました。
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