2010年、韓国史上最悪と言われる、5兆ウォン（約5000億円）の投資詐欺事件が起きる。首謀者であるノ・サンチョンは2015年に逃亡先の中国で死亡し、数万人の被害者は救われないまま事件は幕を閉じた。そして2023年、「ノ・サンチョンに殺される」という通報後に殺人事件が発生。捜査を担当する刑事ク・ドハンは現場で怪しげな男イ・ビョンジュンを逮捕する。彼はノ・サンチョン詐欺事件の被害者だった。弁護士を名乗るチョン・ナヨンが面会に現れるが、過去エリート弁護士だったドハンに正体を気づかれ、記者であることを明かす。彼女もまた被害者家族だった。互いを疑い対立するドハンとナヨンだが、その後も同様の殺人事件が起き、2人はともに真相を追い始める―。
韓国ドラマ『餌【ミッキ】』は、チャン・グンソクとホ・ソンテの豪華競演によるクライムサスペンスです。 このドラマの見どころは、ノ・サンチョン（ホ・ソンテ）の正体や動機、そして彼が仕掛けた多数のミッキ（餌）にあります。 ミッキとは、犯罪者が捜査を誤誘導するために用意した手がかりや証拠のことで、ドハン（チャン・グンソク）とナヨン（イ・エリヤ）はそのミッキに惑わされながらも、真実に近づいていきます。
チャン・グンソクは、兵役除隊後初の主演作で、キラキラしたイメージから一転して泥臭い刑事を演じました。 彼は執拗（しつよう）さと情熱で事件を掘り下げる姿や、妹を失った過去のトラウマを抱える姿を見事に表現しています。
ホ・ソンテは、悪役のマエストロとして知られる俳優で、ノ・サンチョンという難役に挑戦しています。 彼は頭脳明晰で冷酷な詐欺師としての魅力を存分に発揮し、視聴者の恐怖と興味を引き出しています。
また、イ・エリヤが演じる記者ナヨンや、イ・ソンウクが演じる次長カン・ジョンフンなど、脇役の演技も見逃せません。 彼らはそれぞれにノ・サンチョンとの関係や秘密を持っており、ドラマに深みと複雑さを与えています。
『餌【ミッキ】』は、詐欺事件と殺人事件を絡めた独創的なストーリーと、魅力的なキャストによる熱演で、韓国ドラマファンの心をつかむ作品です。このドラマを見て、ノ・サンチョンの仕掛けたミッキに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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