身体能力が高く賢いジュノと、いつも気楽でふざけているように見えて脱走兵の人権も大切にしながら任務を遂行するホヨル。凸凹コンビだけどバランスの取れた名コンビが繰り広げる、手に汗握るテンポの良いストーリー展開に今回も注目です。
S1のラストで起きた事件はS2へと物語が続き、よりスケールが大きく、より深いストーリーに進化し、ジュノとホヨルのD.P.コンビが軍隊の不条理な問題の数々に立ち向かいます。
韓国の公式ポスターには、血まみれのロッカーに“キム・リル”の名札があり、彼の事件がシーズン2のストーリーに大きく関わっていることを表していました。
ちなみに、日本版ポスターは、この最も重要な名札の部分がサブタイトルで隠れてしまっており、SNSではこの非常に残念な仕上がりに批判の声も上がりました。
男性だらけの軍隊を舞台にしているだけに、暴力的な問題や権力を振りかざす傲慢な上官など、男同士の力比べが繰り広げられ、どうしても軍隊という環境ゆえの“男臭さ”がありました。出演者のファンなら楽しめますが、舞台やテーマだけを見ると、女性視聴者が手を伸ばしにくい印象でした。
S2では、男たちの戦いに女性軍人ソ・ウンが登場。演じるのは、ドラマ『39歳』やミュージカルなどでも活躍する女優キム・ジヒョンです。国防部検察団の作戦課長ソ・ウンの登場によって、ストーリーがどう動いていくのか気になるところです。
シーズン1に特別出演していた人気俳優コ・ギョンピョが、シーズン2にも出演します。D.P.に入ったジュノの最初のパートナーで、問題ばかり起こし、D.P.を解任されてしまうパク・ソンウ役で登場しました。シーズン2では、どのような登場の仕方をするのか、楽しみですね。
チョン・へインとコ・ギョンピョといえば、2022年12月にDisney+で配信された日韓合同ドラマ『コネクト』(全6話)で共演し、右目を奪われた不死身の男と、その目を移植した連続殺人鬼として、視野を共有するミステリアスな関係を演じていました。そんな2人の『D.P.』再共演としても、目が離せないポイントの一つといえそうです。
2021年の前作から2年、シーズン1直後から続編への期待が世界中で高かった本作だけに、今回のシーズン2は出演者が写っていないポスターが出ただけでも、「やっと来た！」とSNSが沸くほどの注目作です。話数は2シーズン各6話と少ないですが、シリーズ合わせると12話になり、近年の韓国ドラマのボリュームに。そのため、前作から続くストーリーが描かれている点も踏まえて、S2の配信に合わせて、S1から通しで視聴するのもいいでしょう。
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