四大術士家系の後継者“天下四季”と呼ばれる4人の若者たち。春のチン家チョヨン、夏のパク家ダング、秋のソ家ユル、そして冬のチャン家ウクです。シーズン1では、後継者としての成長過程である若者らしい色合いやデザインが印象的でした。一方、その3年後を描いたシーズン2では、自分たちの力量を把握し一人前の術士として物語が展開し、衣装も大人っぽい落ち着いた印象があります。
また、髪型も1と2では変化がありました。主人公ウクは、1では髪を後ろに束ね武士らしい髪型でしたが、2ではスッキリとしました。チョヨンは三つ編みやウェーブのかかったロングヘアに華やかな髪飾りが印象的でしたが、2では黒髪で大人っぽくまとめています。また、ダングは金髪から黒髪で落ち着いた雰囲気に、ユルはシンプルなふさふさヘアからウェーブの入った大人っぽい印象に変化しています。
天下四季とヒロインに加えて、忘れてはいけないのがシン・スンホ演じる世子です。シーズン1の序盤では、術が上手く使えないウクを見下し好意的ではありませんでしたが、ムドクの前では本音を話し、次第にお茶目な可愛らしい一面も明らかになっていきます。
国の太子である世子は、威厳と存在感が得られる高貴なデザインと、威厳はそのままに落ち着いた雰囲気になる普段着のでした。どの衣装も美しくお洒落で、モデル出身の長身俳優シン・スンホにとてもよく似合っていました。
韓国ドラマの面白いところは、胸キュンなセリフや登場人物の繊細な表情、心躍るストーリー展開だけでなく、衣装の違いからも階級や心情の変化、成長の変化が伺える細かい表現のこだわりもポイントといえるでしょう。ファンタジーで全く新しい世界観を作り上げている『環魂』は、その点が特に分かりやすく表れています。
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