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ディズニープラス『カジノ』会見レポート&日本限定インタビュー!ホ・ソンテが語る「人生で一番の賭け」

ディズニープラス『カジノ』会見レポート&日本限定インタビュー!ホ・ソンテが語る「人生で一番の賭け」

チェ・ミンシクやソン・ソックなどオールスターキャスト登壇!

ベテラン俳優チェ・ミンシクの約26年ぶりとなるドラマ出演作『カジノ』。12月21日の配信スタートに先駆け、14日、韓国・ソウルで会見が行われ、チェ・ミンシク、ソン・ソック、イ・ドンフィ、ホ・ソンテ、キム・ジュリョン、ソン・ウンソ、リュ・ヒョンギョン、そしてカン・ユンソン監督が登壇。集まった記者たちの質問に答える形式で、約1時間にわたり、ドラマをPRした。

© 2022 Disney and its related entities

金・名誉・成功などさまざまな欲望が入り乱れるフィリピンのカジノを舞台に、カジノに命を賭けた一人の男の波乱万丈な人生を描く本作。約26年ぶりにテレビ界に戻ってきたチェ・ミンシクは、「映画の撮影は密度が濃いものの、何か物足りない気持ちがいつもありました。伝えたいことを、余裕を持って表現できるドラマというプラットフォームが恋しかったです」と感慨深い表情。演じたチャ・ムシクを「とても平凡な人間です。しかし、欲望をあまりにも追い求めてしまったがために、自分でも気づかぬうちにカジノという世界に足を踏み入れてしまい、多くの人と出会い、左衝右突※1していきます。ムシクを演じ、彼の人生を生きる中で、人の人生とは、誰に会い、どこに行き、何に接するのかによって、知らぬうちにドラマティックに変わっていくのだと感じました」と説明した。※1韓国の四字熟語:四方八方にぶつかるように、いろんなことが起こること

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チャ・ムシクと対立関係を繰り広げる警察官オ・スンフンを演じるのは、「22年最もホットな俳優」と名高いソン・ソック。「スンフンは警察本庁でデスクワークをしていたのに、なぜか犯罪率の高いフィリピンに派遣されることとなった警察官です。エンターテイメント作品によく出てくる、アクションがうまくて、捜査能力も突出しているような警察官ではなく、会社員マインドで警察官生活を送っている平凡な人間です。そんなスンフンがフィリピンに行き、人は自分の力で生きていかなければいけないということを知り、成長していきます。目の前にいる捕まえなければならない人間を捕まえるべく、全ての力を振り絞って走るところが見どころです」と自らの役の見どころをアピール。

「演じるのに苦労はありませんでした。なぜなら彼は“オ・スンフン”という名前ではありますが、僕自身だったんです。性格も似ているし、似たような状況で成長してきたこともあって。僕は警察官ではないですけどね。そのため、演技をしているという感覚がありませんでした。スンフンを通じて、多くの方に僕という人間をより分かってもらえるのではないかと、期待しています」と付け加えた。

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“チャ・ムシクの右腕”ジョンパル役を演じるイ・ドンフィは「『カジノ』は、平凡な人々が出会い、様々な選択をしていく中で起こる出来事を見せるドラマです。ジョンパルは、視聴者の皆さんに自分だったらどんな選択をするのかと考えてもらえるような役だと思い、チャ・ムシクの右腕という存在に好奇心を持っていただけるよう演じました。個人的には、誰でもない“チェ・ミンシク先輩の右腕”として生きることができたのが人生において一番の幸せでしたし、家門の誇りではないかという思いがしました」とユーモアたっぷりにコメント。

他作品との違いを見せるため、外見的な差別化を図ったそうで、「“鼻ひげ”に挑戦しました」と話すと、ソン・ソックに「韓国のジョニーデップです」と言われ「すみませんが、水を飲んでもいいですか?」と慌てふためく一幕もあった。

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チャ・ムシクと親しい間柄から、互いに刃を向け合う関係となるソ・テソクを演じるのは、『イカゲーム』『アダマス 失われたダイヤ』で世界的に認知度を高めたホ・ソンテ。キャラクター紹介を促されると、グローバル俳優らしく「ジャスト・センシティブ・クレイジー・ギャングスタ―です」と英語で一言。「長く説明する必要がないんですよ。複雑そうにみえて、複雑ではない人物なので」と短く話し、劇中のカリスマある姿とは似ても似つかないシャイな一面をうかがわせた。

ドラマの見どころについて聞かれると、チェ・ミンシクは「俳優のアンサンブルだと思います。後輩たちと演技をする中で、みんなプロフェッショナルだなと感じました。私も彼らの演技に大いに刺激を受けました」と回答。キム・ジュリョンも「韓国の演技派俳優が大集結したと思っていただければ。俳優たちの演技を見る楽しみがあると思います」と続けた。

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本作のもう一つの見どころが、フィリピンで撮影されたリアルな映像。海外ロケの感想を聞かれたソン・ソックは「フィリピンの宿舎で初めてドンフィと食事をしたとき、本人の覚悟のようなものを語ってくれたんです。”僕はこの作品に一身をささげて尽くす”という言葉に感動をしましたし、その時僕も覚悟を決めた記憶があります。いい思い出になりました」とイ・ドンフィとの秘話を紹介。

ソン・ウンソは「多くの俳優さんたちと同じ宿舎で生活をしながら撮影したのは初めての経験でした。おかげでより親密になれたと思いますし、自然に演技をすることができたと思います。当時は“早く韓国に帰りたい”と言っていましたが、今はあの現場が恋しくて、また行きたい気持ちもあります」と優等生的回答。だがチェ・ミンシクにすかさず「本当に?本気?」とツッコまれ、苦笑い。

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フィリピンロケの一番の敵は暑さだったそうで、「暑さのせいでメイクをしてもすぐに落ちてしまうんです。そのため、俳優、女優問わず、みんな“すっぴん”なんですよ。そこまで含めてリアルです」とソン・ソック。「予定外でしたが」と話すカン監督に、ホ・ソンテが「僕は3泊4日で5キロも減りましたよ」とかぶせると、カン監督が申し訳なさそうな表情を浮かべた。

共演者との呼吸について尋ねる質問には、チェ・ミンシクが「ソン・ソックさんとは初共演とは思えないほどしっくりくる感じがありました。キャラクターをしっかりと分析してきてくれたので、大いに助けになりました」と評価。ソン・ソックは「ミンシク先輩と初シーンを撮った時、あまりにも演技が自然で、正直、演技をしていることに気づきませんでした。あまりにリアルで演技に見えなかったんです。それが不思議だったのと同時に、少し緊張感が走りました。先輩がこんなにリアルな演技をするのに、僕がウソの演技をして台無しにしてしまったらだめじゃないですか」とベテランならではの演技に感嘆した。

リュ・ヒョンギョンは「幼い頃から尊敬しているチェ・ミンシク先輩と自分が共演していることが信じられませんでした。どうすればかっこよく映るのか、たくさんアドバイスしてくださりました」とチェ・ミンシクに言及。ホ・ソンテも「チェ・ミンシク先輩と監督をはじめ、同僚俳優の方々にも多くのアドバイスをいただきながら役を作りあげました」と感謝の弁を述べた。

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