韓国郊外に住む女子高生の「私」が取り組んでいるのは、動画撮影。
被写体になるのは、友人達と何気ない日常。
ところが「私」の身の回りで、日常が崩れてしまうほどの大事件が発生。
今まで動画として撮影していた「日常」って、何でしょうか？
かつての韓国は、海外の文化は絶対拒否の姿勢でした。
昔の韓国小説は絶対的なもので、他を寄せ付けないオーラーを放っていたほど。
オーラをぶち破った作家こそが、本書の原作者であるチョン・セランでしょう。
チョン・セランは、1984年生まれの若手女流作家。
80年代生まれにとって、海外の文化を取り入れるのは普通のこと。
今までの韓国文学の概念をぶち壊し、新しい韓国文学を築き上げました。
ポップで切ない小説を書かせれば、彼女の右に出る者なしです。
山と湖に囲まれた片田舎にやって来たヘウォン。
寒い中で片田舎に来たのは、ソウルで溜まった疲れを取るためです。
ヘウォンは片田舎の町で「グッドナイト書店」という、本屋を見つけます。
とても味わいのある小さな本屋さんです。
本屋の店主を務めていたのは、ヘウォンの初恋の人ウンソプで…。
韓国で20万部の大ベストセラーとなった、恋愛小説です。
「グッドナイト書店」に行き交う人達の交流。
ヘウォンとウンソプの微妙な関係性。
繊細かつ大胆な文で描かれていました。
最後の最後に訪れる大どんでん返しに、要注目です。
ドラマ化されております。
主演は、パク・ミニョンとソ・ガンジュン。
小説の“ゆったりとした世界観”を見事に映像化。
ドラマを見れば、主演2人の繊細な演技に引き込まれること間違いなし！
ロケ地となった江原道寧越郡の美しい風景も、ドラマの見どころでもあります。
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