LOS ANGELES, CALIFORNIA - NOVEMBER 21: (L-R) Jimin, J-Hope, Jin, Jungkook, RM, Suga, and V of BTS perform onstage during the 2021 American Music Awards at Microsoft Theater on November 21, 2021 in Los Angeles, California. (Photo by Kevin Winter/Getty Images for MRC)
韓国の音楽として世界中で人気の「K-POP」は、「K-HIPHOP」と混合して考えられることがよくあります。K-POPは、アップテンポでリズミカルなボーカルに、ラップパートがある楽曲も多いのでK-HIPHOPと何が違うの？という疑問を持つ人も多いですよね。そもそも「K-POP」は韓国のポピュラー音楽を指す言葉で、その中にはEDM調の楽曲から歌謡曲までさまざまなジャンルが含まれるのですが、現在では韓国のアイドル音楽のことを指して使うことが一般的。そして日本で大衆的なロックや歌謡といったジャンルに比べて、K-POPはEDMやヒップホップといったジャンルに近い要素が多いです。アイドル楽曲の中にもBTSやiKONなどを代表としたヒップホップを基盤としたグループがありますよね。またその逆で、K-HIPHOPアーティストの楽曲にキャッチーなサビやボーカルが入っていることも多いので、K-POPとK-HIPHOPの違いは曖昧です。特に韓国の音楽シーンでは、ヒップホップという音楽ジャンルが日本に比べても大衆化しているので、定義づけの共通認識がわかりにくくなっています。
このような背景がある中、K-POPとK-HIPHOPを区別する大きな違いは、トラックとラッパー(MC)によるラップをメインに構成された楽曲であるかどうかという点ではないでしょうか。また根底に根付いているヒップホップ文化の影響から、マイク一本でパフィーマンスを行う「ラッパー」の楽曲と、一糸乱れぬダンスパフォーマンスが伴う「アイドル」の楽曲というところにも、認識として違いがあるように感じます。
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