雨が降る日。巧と息子の佑司の前に、病気で亡くなったはずの澪が現れました。
澪は巧の妻であると同時に、佑司の母親でもあります。
しかし澪は記憶を失い、自分が既に死亡していることもわかっていません。
記憶喪失の澪をそのまま放置するわけにはいかず、巧は家に招き入れます。
そして巧・佑司・澪の3人は、奇妙な同居生活を送ることになりました。
梅雨の間だけ。
細かい部分は日本版と違うものの、切なさを見事に描いていました。
恋愛要素は韓国映画の方が、強めに出ている印象です。
また物語の視点が日本映画と変わるのも、本作の特徴。
「いま、会いにゆきます」の物語を違う視点から見たら、より深く物語が堪能できるでしょう。
雀荘で働く大学生の恒夫が出会ったのは、足が不自由な少女のジョゼ。
恒夫とジョゼの距離は少しずつ近くなりますが、恒夫の心には引っかかるものがありました。
切なくもずっしりと来る恋愛物語。
2020年には、アニメ化もされました。
韓国版の「ジョゼと虎と魚たち」は、映像で魅せることに力を入れている作品です。
セリフが少ない分、映像で2人の心情を示すテクニックはお見事の一言。
日本版では泥臭さもあった作品ですが、韓国版ではファンタジックに映画を盛り上げていました。
カセットテープから聞こえた弱々しい少女の声。
少女は明日が来るのを怖がっていました。
彼女の夢は、世界の中心であるオーストラリアのエアーズロックに行くこと。
叶わない夢を叶えようとした、1人の男の子物語。
日本版を既にご覧になられた方は、韓国版の「僕の、世界の中心は、君だ。」は早く感じるかもしれません。
上映時間は97分と短く、サクサクと物語は動きます。
内容は日本版とほぼ同じ。
チャ・テヒョンとソン・ヘギョの2人が織りなす切ない物語は、涙ものです。
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