『愛の不時着』のもう一つの主人公は、劇に格段の楽しみを与えた北朝鮮の軍人部隊“第5中隊”のF4だろう。彼らの愛らしさに、視聴者は虜になった。
特にピョ・チス役のヤン・ギョンウォンは、脱北民さえ認めざるを得ない完璧な北朝鮮方言を披露するとともに、唯一無二のキャラクターを生み出した。ミュージカルで初めて演技の道に入ったヤン・ギョンウォンは『愛の不時着』を通じて本格的に存在感を表わし、演技の領域を広げていった。
『愛の不時着』以降は様々な作品に出演。『ハイバイ、ママ!』、 『ヴィンチェンツォ』、『ある日ー真実のベール』などで多彩な魅力を披露した。
今年も、イ・ジョンソクとユナの共演で下半期の期待作に挙げられる『ビッグマウス』に出演する。政治的野望でいっぱいのマスコミ財閥の役を演じ、また新たな姿を見せる予定だ。
可愛さを振り撒き注目を浴びたのは、ジュモクを演じたユ・スビンだ。ジュモクは、北朝鮮兵士でありながら韓流ドラマをこよなく愛する「韓ドラオタク」キャラで、チェ・ジウの大ファン。仕事そっちのけで韓国ドラマを観ている姿は、多くの視聴者の笑いを誘った。
『愛の不時着』以前から格別な存在感を見せてくれたユ・スビンは、その後も『スタートアップ:夢の扉』で、ナム・ジュヒョク演じるドサンの仕事仲間を演じ、コミカルな魅力でまた視聴者の笑いを誘った。『人間失格』でも存在感を示し、SBSバラエティ番組『チプサブイルチェ』でも新たな魅力を見せ、番組を大きく盛り上げた。
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