チョン・ジウ（ソヒョン／少女時代）は有能ながらも堅物な性格で、周りから少し浮いている女性。ある日、ジウの職場に広報からチョン・ジフ（イ・ジュニョン／U-KISS）が異動してくる。名前が似ているふたりは、手違いで荷物を受け取ったことでとある秘密を共有することに。そして二人の特別な関係が始まる…。
アイドル出身の二人が主演を務め、BDSM（人間の性的な嗜好の中で、嗜虐的性向をひとまとめにして表現する言葉）をテーマに描かれるラブロマンス。当初は恋愛感情はなく割り切った関係ながらも、互いを尊重して良きパートナーであろうとする姿は印象的です。だんだんと関係に変化が生まれていくのも目が離せません。
1990年の韓国。母から受け継いだパン屋を姉妹で営んでいるミス（キム・ゴウン）。そこに客として現れた青年ヒョヌ（チョン・ヘイン）は、店で働きたいと言う。容姿端麗なヒョヌは、若い女性から注目を集めてたちまち店は繁盛した。しかしヒョヌの親友が訪れた日を境に、彼は姿を消してしまい…。
すれ違いが切ない恋愛ストーリー。
前半でヒョヌは連絡先のアドレスを渡すものの、とあることが原因でやりとりが出来なくなってしまいます。
そんなことを知らずに、欠かさずメッセージを送るミスの姿は胸が切なくなりました。
時が過ぎていくにつれ、舞台が現代に向かって変化していく演出が印象的です。
ベトナム戦争が終盤に差し掛かっていた1969年。
エリートの道を突き進んでいたキム・ジンピョン（ソン・スンホン）だったが、戦争で負った心の傷が原因で苦しむ日々が続いていた。
そんなある日、ジンピョンが暮らしている官舎に、部下のキョン・ウジン（オン・ジュワン）とその妻チョン・ガフン（イム・ジヨン）が引っ越してきた。やがてジンピョンとガフンは互いに惹かれ合っていき…。
禁断の愛がテーマの作品。日々の生活に不満を持つガフンと、心に深い傷を負ったジンピョンは互いの欠けた部分を補うために求め合います。許されない関係だからこそ、漂う緊張感が印象的。そして全体的に切なく情熱的なストーリーが楽しめる作品です。
大切な者たちの命を奪われてしまった暴力団員のテグ（オム・テグ）。敵対組織に報復を行うが、追われる身となってしまう。ボスの助けを借りてかくまわれることになった場所は、済州島。そこでジェヨン（チョン・ヨビン）と出会い…。
済州島が舞台の作品。観光地としても有名な美しい景色の中で展開していく物語は切なくて、結末を迎えた後に余韻を残してくれます。
互いに心の傷を抱えたテグとジェヨン。少しずつ関係を深めていきますが、テグは命を狙われている身なので一筋縄ではいきません。二人の関係がどのような結末を迎えるのか、最後まで目が離せませんでした。
北朝鮮を脱出し、ベルギーへ渡ったロ・ギワン（ソン・ジョンギ）。
しかし難民申請を受けられずに苦しい生活を余儀なくされていた。絶望的な状況の中、生きる希望を失ったマリ（チェ・ソンウン）と出会う。
段々と惹かれ合う二人だだったが…。
小説を原作にしたヒューマンラブストーリー。
Netflixで2024年3月に配信がスタートした最新作です。
ロ・ギワン（ソン・ジョンギ）のように、見知らぬ異国で難民申請を受けられず苦しい生活を余儀なくされている人々は存在します。
身分を証明することも出来ず不安な日々を過ごす場面は、どうすることも出来ない苦悩が伝わってきます。
そんな彼が出会ったマリ（チェ・ソンウン）は、とある出来事がきっかけで心に大きな傷を負っていました。
苦しい環境の中で惹かれ合っていく二人の関係は、切なくも苦しい印象を受けます。
異なる理由で絶望的な日々を過ごす二人に、救いはあるのでしょうか。
オ・ジュヌ（ユ・アイン）は家族のすねをかじりながら、引きこもりの生活を送っていた。
しかしパンデミックによって、自堕落な日々は大きく変化。家族の安否も不明のまま、家に籠城して助けを待つ。
水も食料も減っていき、ジュヌの精神も遂に限界が…。
絶望的な状況のなか、籠城して生き残ろうとするジュヌ。精神が限界に到達した時、向かいのマンションに住むキム・ユビン（パク・シネ）に救われます。お互い似た環境で助けを待ちながら、関係を築いていく展開はゾンビ映画らしい恐ろしさを一時だけ忘れさせてくれます。
その安寧の日々に終わりが訪れた時、二人はどのように絶望的な状況から抜け出すのか。
二人の関係も含めて、目が離せない作品です。
探偵ウ・スハン（キム・ヨングァン）のもとにやってきた秘密要員ユ・ダヒ（イ・ソンビン）。彼女は大金を持って「武器密売事件」の協力を依頼する。
金に目がないスハンは快諾するが、仕事に真面目なダヒとの相性は最悪。
協力するどころか喧嘩ばかりで、事件の捜査は予想外の方向へと進んでいく…。
正反対の価値観を持つスハンとダヒ。衝突を重ねながら、事件の捜査に取り組んでいきます。
コメディー要素が多く、クスッと笑えるシーンが多いのが魅力。しかし囚われたダヒを助けるシーンには、胸キュンした人も多いかもしれません。
アクションシーンも満載で見ごたえ抜群。フラットに恋愛映画を楽しみたい人におすすめです。
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