2014年に放送され、中国版『ロミオとジュリエット』とも言われる『名家の恋衣』。
物語は、清から中華民国へと生まれ変わろうとする中国大陸が舞台です。
染織工場の御曹司から一変、父親と財産を奪われ行方不明となった主人公を、ハウィック・ラウが見事に演じています。
ハウィック・ラウは、香港生まれの歌手兼俳優。
『画皮2 真実の愛』や『皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて』など、数々の中国ドラマに出演している実力派俳優です。
ヒロインのウー・ツァイホンを演じるのは、『シンデレラはオンライン中!』などのラブコメで人気のチェン・シュアン。
さらに、ヒロインを想い続け悲劇的な過去を持つチョウ・シャオティエンを、リー・トンシュエが演じ、3人の三角関係の結末が最後まで気になる作品です。
また、『名家の恋衣』の監督は、スケールの大きいラブストーリーに定評のある、ウー・ジンユアンが手掛けてます。
早いストーリー展開と、3人の男女の恋愛やそれぞれの復讐劇は、最後まで飽きることなく見ることができますよ。
染織工場を経営する父親を持ち、裕福な家で育ったジャン・ユー。
ある日、ジャン・ユーの父親は、アヘンの密売容疑をかけられてしまいます。
そして朝廷の取り調べ中に、謎の死を遂げた父親。
さらに、ジャン家の全ての財産を朝廷に奪われてしまい、ジャン・ユーの生活は一変。
ジャン・ユーは人々の前から姿を消すのでした。
12年の時が流れ、父親の謎の死以降ずっと行方不明だったジャン・ユーは、自ら染織工場を立ち上げて経営者となっていました。
一方、何不自由なく優雅な暮らしをしていた、ウー・ツァイホン。
父親の誕生日プレゼントを探していたところで、ジャン・ユーと出会います。
ウー・ツァイホンが選んだペンを、ジャン・ユーが横取りし傲慢な態度をしたため、ウー・ツァイホンは怒りをあらわにします。
ジャン・ユーに対して最悪のイメージを持っていたウー・ツァイホンでしたが、のちにジャン・ウーが染織工場を経営する若き主であることを知るのでした。
ウー・ツァイホンの父親のウー・ホンダーが経営する染織工場で働く、チョウ・シャオティエン。
チョウ・シャオティエンは、帳簿係と手を組み、会社の金を横領していました。
ウー・ホンダーから金を奪ったら手を引く計画でしたが、娘のウー・ツァイホンを愛してしまいます。
ある日、不審な死を遂げたウー・ホンダー。
負債を抱えていたウー・ホンダーの会社は売却されることに。
売却先として名乗りを上げたのは、ジャン・ユーでした。
ウー・ツァイホンは、父親の死の真相を知るため、自分も会社で働くことを条件に、会社をジャン・ユーに売ることを決意するのですが……。
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