平穏な時が過ぎる魏（ぎ）国。しかしその一方、内部では国の覇権を巡った権力闘争が起こっています。皇帝直下の諜報機関である諜紙天眼（ちょうしてんがん）を率いる宇文玥（うぶん・げつ）は、貴族の子たちが行っていた“人間狩り”という残酷なゲームでただ一人生き残った娘・小六（しょうろく）に訓練を課していきます。
小六は記憶喪失でしたが、宇文玥は彼女に武芸の才能を感じ星児（せいじ）という名前を与え、間諜にするため厳しく訓練していくのです。星児は、淡い記憶の中で自分のことを「楚喬（そ・きょう）」と呼ぶ女性の面影を頼りとし、自分の出生について探りながら宇文玥に与えられる過酷な任務を懸命に遂行していきます。
そんな中、宇文玥の親友である燕洵（えん・じゅん）が生まれ育った燕北(えんほく)に、謀反の動きがあるとの一報が皇帝に届きます。楚喬は、宇文玥と燕洵の対照的な二人の間で揺れ動く気持ちを抱えながら、国をも揺るがす大波乱の戦いへ身を投じていくのです。
portrait of young and beautiful woman wearing red chinese warrior costume with black sword
第1話では、矢が降り注ぐ中オオカミたちが放たれるという絶望的な状況で小六がみせる凄まじい戦闘力が見どころとなります。
第2話では、失った記憶の鍵となる悪夢をみた小六は姉の汁湘（じゅうしょう）から宇文府の恐ろしさを告げられます。その数日後、宇文府では燕洵の誕生日が行われる一方で、宇文玥の毒殺が企てられていたのです。汁湘は、有力門閥の子弟である宇文懐(うぶん・かい)に使われ宇文玥に酒をすすめます。しかし宇文玥はそれを拒み、酒を飲ませられない汁湘に我慢ならない宇文懐は、汁湘を打首にすると言い出します。小六はこの言動に怒り、ついに…。
2021年10月現在、視聴可能な動画配信サービスは次の6つです。
また、2019年3月にDVDの発売・レンタルが開始しています。2020年12月には、スペシャルプライス版としてコンパクトに収納＆コンパクトな価格におさめたバージョンでのDVD発売もされています。
『楚喬伝いばらに咲く花』は、日本の古墳時代にあたる年代の物語で、中国・南北朝時代、戦乱の世が舞台となっています。過酷な運命を生きる女スパイと二人の公子による、身分を超えた劇的な愛と戦いが壮大なスケールで描かれている作品です。興味のある方は、ぜひご覧ください！
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