HOLLYWOOD, CA - NOVEMBER 14: Actress Jing Tian arrives at the 18th Annual Hollywood Film Awards at The Palladium on November 14, 2014 in Hollywood, California. (Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic)
『麗王別姫~花散る永遠の愛~』は、史実に基づいたリアルな歴史背景の中で、甘くて苦いラブストーリーが多くの人を釘付けにした時代劇ラブロマンス作品です。
製作費43億円を投じて、唐王朝の絢爛たる宮廷や、シルクロード貿易で栄華を極めた当時の中国の文化を忠実に再現。
映画を超えるスケールで描かれています。
また、本作はヒロインである才女・沈珍珠を演じたジン・ティエンの出世作にもなりました。
今ではハリウッド映画に多数出演し、国際派女優として中国を代表する女優となったジン・ティエンの原点を知ることができる作品でもあります。
武則天、楊貴妃といった中国・唐の時代を代表する女性の物語の影で、彼女たちに負けない美貌と才覚を持ち合わせた沈珍珠という1人の女性が実在していました。
幻の妃と呼ばれる彼女は一体どんな人物なのでしょうか?
歴史に埋もれた秘史として語り継がれてきた真実の愛の物語に目が離せません。
中国・唐の時代、皇帝・玄宗の寵愛を受ける楊貴妃が暗躍していた頃、朝政は乱れ始めていました。
奸臣・楊国忠によって次世代を担う皇太子や忠臣が排除されていったのです。
名君だったはずの玄宗は楊貴妃に夢中になるあまり、政治に無関心になっていたため事態は悪化の一途を辿るばかりでした。
そんな時に、朝廷での力を伸ばしている楊国忠の謀略によって、忠臣である皇太子妃の兄・韋堅が虐殺される事件が発生します。
事態の収拾を図るため、広平王・李俶は配下と共に馬を走らせて長安に向かっていました。
道中、楊国忠の仕組んだ妨害に遭います。
しかし、優秀な配下たちが跳ね除けてくれたおかげで玄宗への拝謁に間に合い、父・李亨に最悪の処分が下されることは阻止出来ました。
しかし、皇太子妃である母の追放までは防ぐことができず、両親は離縁してしまうのです。
李俶は罪人として宮中から追い出される母を見送りながら、涙を浮かべて韋家の潔白の証明を誓いました。
その頃、呉興では家族と穏やかに暮らす沈珍珠という娘がいました。
彼女は容姿端麗で優秀だったため、18歳になった機会に父から結婚を期待されます。
しかし、幼い頃に溺れた所を助けてくれた名前も知らない少年を彼女は今でも一途に想い続けていたのです。
助けてもらった際に、偶然掴み取ってしまった彼の玉佩を今でも大切にしているほどでした。
そのため「嫁には行きたくない」と父の願いを断り続け、助けてくれた少年を10年経った今でも探し求めています。
しばらくして、宮中では皇太子に新しい妃が嫁ぐことが決まり、同時に皇太子の息子である李俶にも縁談の話がもたらされました。
その候補として宮女が集められ、その中に沈珍珠も選ばれることになります。
沈珍珠の両親は喜びましたが、彼女自身は複雑な様子。
諦め切れない彼女は、宮中入りする道中の咸陽でこっそり抜け出し、想い人の手掛かりを掴むために男装して街へ繰り出すのでした……。
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