中国のテレビドラマは、数十話となる長編が主流ですが、「ハッピー・ファミリー」は旧正月にスペシャルドラマとして制作されたため、3話完結となっています。テンポの良い展開で、気軽に見ることができます。
家族が揃う旧正月に、皆で楽しく見られるコメディタッチな展開のホームドラマ。監督のチャン・イーバイは、多くのミュージックビデオなどを手掛けており、ドラマのオープニングなどでも独特な表現で存在感を放っています。
リー・ヤーポンを始め、ジョウ・シュン、リウ・ペイチー、スーチン・ガウワー、タオ・ホンと豪華なキャストも必見です。家族の大切さ、恋愛や友情、絆などが描かれていて、ほっこりとした気分になれます。
3話と短いドラマですが、その中で家族とその周辺の人たちとのつながりが感じられ、さまざまな要素がギュッと詰まっています。
北京で先祖代々続く中華レストランを経営するユーは、3人の子供を持つ親。ある時、長男がアメリカ留学から帰国。家族は喜び彼を迎え入れますが、実は留学先で結婚しており、妻も一緒に住むことになりました。
何も知らなかった家族は驚きましたが、渋々同居を認め一緒に住み始めます。昔ながらのやり方を守り続けてきた両親と長男夫婦は、小さなことで衝突が絶えません。
父親は長男に店を継がせようと決意しますが――。
先祖から代々受け継ぐ中華料理店を経営する父親。これまで守ってきた店と秘伝の味を長男夫婦に継がせようとするが、小さなことで争いとなってしまいます。
《映画》「麻花売りの女」(1994)「西洋鏡・映画の夜明け」(2000)
《ドラマ》「空海KU-KAI 美しき王妃の謎」(2018)「北京ヴァイオリン」(2002)
ユー家の長男で、アメリカ留学から帰国したエリートのIT企業社員。家族に内緒で留学先で結婚し、妻と一緒に実家で同居をすることになります。中華料理店の跡取りとして、父親から秘伝を味を受け継ぎます。
《映画》「歌手」(1996)「Go!上海ラブストーリー」(2011)
《ドラマ》「ビーチ」(2002)「天下第一」(2004)
マンタンの妻でアメリカ育ちの女性。マンタンの父に「シューシェン」という中国名をつけられます。中国の伝統や昔ながらのやり方に最初は戸惑いますが、溶け込もうと奮闘します。
《映画》「チャイニーズ・オデッセイ」(1995)「新・ドラゴン危機一発」(1998)
《ドラマ》「男女字典」(2003)「華麗冒険」(2008)
ユー氏の妻。これまでこなしてきた一家の主婦の座を長男の嫁に譲り、手持ち無沙汰気味になっています。
《映画》「フルムーン・イン・ニューヨーク」(1989)「北京愛情故事」(2014)
《ドラマ》「青花」(2005)「東宮 〜永遠の記憶に眠る愛〜」(2020)
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