ひき逃げ事件のみを扱う警察専門チームが、制御不能なスピード狂を追う痛快クライム・アクション！
『新感染 ファイナル・エクスプレス』『神と共に 第二章：因と縁』の武術監督ホ・ミョンヘンが、公道や高速道路、危険な工事現場まで様々な状況下で壮絶ロケを敢行した爆走カーチェイスの数々は、ハリウッド映画『ワイルド・スピード』シリーズを凌駕する大迫力の凄まじさ!!個人的には、ボコボコに殴り合って顔面がハレてしまった際の特殊メイクは韓国映画史上でもかなり完成度が高いと感じた。斬新なストーリー、魅力あるキャラクター、そこにスピーディーなカーアクションという見どころが加わったハイスペックな追撃エンターテイメントとして堂々の完成。
大胆な手法で事件の真相にグイグイ入り込んでいく執念のヒロインを演じるコン・ヒョジンは、“ラブコメの女王”と称されながら、あえてそのイメージを毎回超えてきたタフな人気女優。『女は冷たい嘘をつく』での中国人ベビーシッター役で「第37回黄金撮影賞 最優秀主演女優賞」に輝き、名実ともに演技派女優の第一線で活躍中。
若手俳優のなかでもダントツの異彩を放つリュ・ジュンヨルは、『タクシー運転手 ～約束は海を越えて～』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』『毒戦 BELIEVER』に立て続けに出演。淡々とした表情を見せつつも、実は役との同化や役への没入感がハンパない驚異の “カメレオン俳優”なのだ。正義の情熱を静かに燃やす本作でも、自身の才能のみを信じる天才学者のようなオーラを放ち、高度なアクションと繊細な感情表現の両面からアプローチしながら重要なサイドストーリーを動かすキーパーソンを好演する。
初の悪役で観客を圧倒するチョ・ジョンソクは、脱税、横領、賄賂などあらゆる犯罪に手を染めるヒールとしてこれまでの好感度イメージを壊し、韓国初のF１レーサーという名誉ある肩書きを無視したスピードマニアを怪演。監督が「俳優の顔が見えるカーチェイスが観たいっ！」と切望したことで、なんと、レーシングカーを短期間でマスター。リュ・ジュンヨルと共にドリフトを含むカーアクションシーンの9割を実際に運転したという過酷な撮影のおかげで、本作のリアリティをより一層引き上げた。
さらに、『工作 黒金星と呼ばれた男』『群盗』のベテラン男優イ・ソンミン、『完璧な他人』『明日へ』の人気女優ヨム・ジョンア、『名もなき野良犬の輪舞』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』で青龍映画賞、韓国映画評論家協会賞など助演女優賞を獲得した名女優チョン・ヘジン (夫は前述の『パラサイト 半地下の家族』の低音ボイスの帝王イ・ソンギュン)が脇を固め、アイドルグループSHINeeのキム・キボム（KEY）が本作でスクリーンデビューを飾る。
メガホンを取るのは、監督デビュー作『コインロッカーの女』でいきなり「百想芸術大賞」「黄金撮影賞」の最優秀新人監督賞に輝いたハン・ジュニ。本作エンディングでの『コインロッカーの女』にゆかりのある女優登場もお見逃しなく！
【STORY】
本庁の内部調査課に所属するエリート女性警官シヨンは、F1レーサー出身の実業家ジェチョルと警察庁長官との収賄事件を調べていた。しかし長官の圧力により、彼女は捜査半ばで交通課ひき逃げ専門捜査班に左遷させられてしまう。新たな部署のチームメンバーは、妊婦のウ係長と、洞察力に長けた巡査ミンジェだけ。捜査マニュアルも報告書もない部署だった。そんななかシヨンは、3カ月前に起きた未解決ひき逃げ事件の容疑者がジェチョルだと知る。彼女は許可も取らずに捜査を進めるが......。
監督：ハン・ジュ二
キャスト：
コン・ヒョジン
リュ・ジュンヨル
チョ・ジョンソク
ヨム・ジョンア
チョン・ヘジン
イ・ソンミン
原題 : 뺑반（英題：Hit-and-Run Squad）
2019年 韓国映画／133分／日本公開 2019年12月13日
配給アルバトロス・フィルム
©2019 SHOWBOX AND HODU&U PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.
コメントしてポイントGET！
コメントがまだありません。推し俳優や推し作品について語りましょう！！
あなたの好きな恋愛ドラマは？
