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武周王朝の、とある夜、謀反の騒動を通じて皇太子に譲位することに同意した武則天は、自分が入宮した頃のことを思い返します。貞観11年、後宮へ召される武如意たち大勢の妃嬪。階段から落ちて流産した劉賢妃は、韋貴妃に反旗を翻した結果、自害へ追い込まれます。そんな中、蕭薔の代わりに“蘭陵王”の舞の役を務めることになった武如意。承慶殿からこっそり持ち出した、文徳皇后の宝である仮面を着けて舞を踊ります。武如意は仮面盗難の罪を問われて留置されるも、後日、甘露殿の陛下に呼ばれるのでした。一方、武如意や徐慧と親しくなった鄭婉言。亡き文徳皇后と似た彼女を李世民が怪しむ中、ある陰謀により送り込まれた鄭婉言は、計画に邪魔な武如意の殺害に失敗し、命を落とします。鄭婉言殺害の罪に問われ、楊淑妃に救い出される武如意。刺客から襲撃され、陛下は鄭婉言が何者かに抹殺されたことを推測します。韋貴妃の配下、羅玉珊が牛耳る掖庭へ送られた武如意が出会ったのは、文徳皇后を知る彭婆。武如意は、昔、李家の乳母だった彭婆と陛下の間に深い溝があることを知って・・・？！
大朝会の琉璃宴の準備が進む中、韋貴妃を皇后に据えようと画策する韋源承。ところが李世民は、琉璃宴を楊淑妃に任せると宣言します。恩赦によって才人に返り咲いた武如意は、韋貴妃に恨みを募らせ、楊淑妃側として反撃を決意。呉王は、馬球試合の隊長を決める剣の腕比べの最中、感情を露わにして皇太子に本気で斬りかかり、雉奴と武如意に制止されます。ついに大朝会が開催され、琵琶や囲碁の勝負を終える中、試合中に倒れた徐慧の扇に毒が仕込まれていたことが判明。同じ頃、宮女の劉蘭萱が琵琶の弦をすり替えた罪で捕らわれ、彼女の供述を楊淑妃や殷徳妃が権力争いに利用します。唐と漠北による馬球の最終決戦では、試合終了間際の得点を巡り知恵比べに発展。そして射術で漠北を制した陛下は、武如意に“媚娘”という名前を与えます。大朝会が終わり、承慶殿を訪れた陛下と武媚娘の元に殷宏智の刺客が襲撃。謀反が失敗に終わり、殷徳妃は息子の殷宏智を守るため陛下の暗殺を計画するも、李世民に見破られて自害します。唐の都で悪い噂が流れる中、欽天監の李淳風は“唐は3代で滅び、女帝武氏が取って代わる”と予言して・・・？！
武媚娘を排除を求める大臣たち。罠を仕掛けようとする韋貴妃の策略に気付いた楊淑妃は、武媚娘に警戒を促します。ようやく武媚娘と距離を置くことを決めた李世民は、徐慧を召すことに。そして、蕭薔が李世民の子を授かるよう動き出す韋貴妃。武媚娘は、望みを捨てさせようとする李世民の姿に深く傷つきます。そんな中、李泰の酒宴に称心と乗り込み、醜態をさらす李承乾。李世民から、驪山での狩りの際に長安に留まるよう命じられ、魏徴に助けを求めます。狩りの前日の夜、武媚娘を長安から逃がすようにと李魈へ告げる李世民。翌日、李世民とはぐれた隙に李魈から襲われた武媚娘は、間一髪で皇太子に助けられます。一方の彭婆は、“永遠に呪う”という李世民宛ての遺言を武媚娘に託して帰らぬ人に。武媚娘が後宮での地位を強める中、李承乾は李世民から称心の処分を迫られます。皇太子の排除に失敗した李泰は、徐慧に接近し、武媚娘への疑心を植え付けることに成功。韋貴妃から外出を命じられていた蕭薔は、韋貴妃の衝撃的な企みを知り、徐慧を乾祥宮に助けを求めます。李承乾が殺したはずの称心が生きていると知った武媚娘は、この事を李世民に隠すことに。しかし、魏王と内通する徐慧の企みで事実を知った李世民は、称心を斬り殺します。武媚娘は、幽閉となった兄の無実を信じる李治に、これ以上関わらないよう釘を刺して・・・？！
魏徴は、禁足処分となった李承乾の姿を目にして倒れてしまいます。その夜、武媚娘に本心を明かす李承乾。皇太子は、凱旋した侯君集を謀反に誘うも、李世民は、侯君集を警戒して牢獄に入れます。その頃、徐慧は、武媚娘に対する目論見を知って止めようとした文娘を殺害。そして、李世民が見舞いに訪れていた魏徴も息を引き取ってしまいます。皇太子たちの謀反が失敗に終わり、武媚娘が掖庭の獄へ連行されることに。韋貴妃が武媚娘の始末を企む一方、楊淑妃と幼馴染・李牧に助けられる武媚娘。“李故”の身分を与えられた李牧は、武媚娘に一緒に逃げようと誘うも断られてしまいます。皇太子の謀反の事情を隠蔽した罰として、才人の称号を剥奪される武媚娘。そんな中、韋源承の不正と共に、武媚娘の殺害を企てていた韋貴妃の目論みが明らかに。長孫無忌と李世民の会話を聞いた徐慧から手紙を受け取った蕭薔は、自らの作戦を決行。韋貴妃は、武媚娘の件に加え、蕭薔を流産させた罪で掖庭の獄に入れられます。すると李泰は、韋貴妃を自害に見せかけて殺害。李治は、武媚娘からの教えを基に、意外な政治力を発揮して李世民に貢献します。黒幕の徐慧に気付き始めた武媚娘は、李世民の罠によって甘露殿を追い出されることに。李牧の両親に関する報告書を見つけ、李牧と皇宮を出ようと決める武媚娘。徐慧に芝居を見抜かれた蕭薔は、武媚娘と徐慧を騙し、二人を道連れにした自害を実行。武媚娘は徐慧によって助けられ、李世民は徐慧を賢妃に封じます。武媚娘も徐慧との友情を再認識し、謀反の件で疑っていたことを謝るのでした。
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