CANNES, FRANCE - MAY 19: Kim Sae Ron attends the
舞台は、1944年の日帝強占期末。
ある村で暮らす人の少女が誘拐され、日本軍慰安所に連れて行かれます。
互いに支え合いながら過酷な運命を生き抜こうとする、2人の少女の友情を描いた作品です。
本作は世界的に注目され、「バンフワールドメディアフェスティバル」では最優秀賞を、「中国金鶏百花賞」作品賞と優秀助演賞など、数々の賞を受賞しています。
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出典元:Yahoo!ショッピング
1944年の日帝時代。
忠清南道の江景(カンギョン)という村に、ヨンエとジョンブンという2人の少女が住んでいました。
ジョンブンの家は貧しかったのですが、ヨンエの家は比較的裕福で、ヨンエと兄のヨンジュは学校に通っていました。
裕福で学校にも通えるヨンエを、羨ましく思っていたジョンブン。
実はヨンエの兄ヨンジュとジョンブンは、互いに好意を持っていましたが、ヨンエはジョンブンのことがあまり好きではありませんでした。
ある日、ヨンエの父親が、抗日活動を行ったため当局に目を付けられ、兄ヨンジェは日本軍に徴兵され、ヨンエは女子勤労挺身隊に選抜されます。
日本の工場へ行って働くと思っていたヨンエでしたが、実際は「慰安婦」として中国へ送られるのです。
日本へ行くヨンエを羨ましく思っていたジョンブンは、慰安婦斡旋の悪徳ブローカーに声を掛けられます。
「日本に行けば、お腹いっぱいご飯も食べられるし、学校にも行かせてもらえる。」と胸を膨らませ、すっかり騙されてしまうのです。
そうしてある晩、何者かに拉致され、汽車に乗せられるジョンブン。
目を覚ますとそこには、日本へ行ったはずのヨンエの姿が……。
2人が辿り着いたのは、満州の牡丹江にある日本軍の慰安所でした。
慰安婦として連行された2人の少女は、あらゆる苦難を経験します。
日本軍は慰安婦に毎回堕胎薬を飲ませる、非人間的な行為も厭いませんでした。
ジョンブンは、このような非人間的な仕事にも黙黙と耐えていましたが、ヨンエは違いました。
プライドの高い彼女は、妊娠した後にも堕胎薬を飲むのを拒否します。
獣のような人生は嫌だと泣き叫びますが、その声はむなしくこだまするだけで、結局ヨンエは、自殺を決心するに至ります。
ジョンブンは、やっとの想いでヨンエの自殺を食い止め、やがて2人は脱出に成功します。
しかしヨンエは、逃亡時に撃たれたせいで、途中で息絶えてしまいます。
友に死なれて1人になったジョンブンは、放浪の末、ようやく故郷に辿り着くのです。
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