台湾アカデミー賞5冠の不思議な時差ロマンス『1秒先の彼女』が6月25日公開！

グアタイはずーっとあることを願い、毎日、郵便局に手紙を出しに行きタイミングを探していますが、なかなかうまくいきません。

そんなワンテンポ早い彼女と遅い彼、正反対のふたりの急接近は、不思議な24時間に起るのです。

突然、擬人化で登場するヤモリのキャラクターにクスッと笑わせられるかと思えば、夕焼けのなかを走るバス、海辺の風景など『ノマドランド』のような美しい映像が心に染みます。

明かされたシャオチーの父親の失踪の真相から、生きることの希望も感じとれ、メールが主流のインターネット全盛時代に、ストーリーの鍵となる手紙でのコミニュケーションがなんとも温かい気持にしてくれます

自分なりの時間感覚で人生を歩んでいくのが幸せに近づく秘訣ではないかと気付かせてくれる本作。ラストには切ない“きゅん”が待ち受けています。

見終わったあとは、きっと緑豆をトッピングした豆花を食べたくなるので、映画館近くのお店をリサーチがオススメです。

『1秒先の彼女』
6月25日（金）、新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本：チェン・ユーシュン
出演：リウ・グァンティン、パティ・リー、ダンカン・チョウ、ジョアン・ミシンガム
エグゼクティブ・プロデューサー：イェ・ルーフェン、リー・リエ
配給：ビターズ・エンド
2020年／台湾／カラー／119 分／中国語／シネスコ／英題：My Missing Valentine ／原題：消失的情人節
(c)MandarinVision Co, Ltd