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人気上昇中!今話題のおすすめK文学を紹介

人気上昇中!今話題のおすすめK文学を紹介

はじめに

昨年は、NetfrixやAmazon Primeで配信されている韓国ドラマが日本でも人気を集めるなど、日本で第四次の韓流ブームとも呼ばれる現象がありました。そして、今日にわたって韓国のドラマや、映画、歌謡曲が大きな人気を集めています。

K-POPや韓流ドラマに興味を持っている皆さんの中には、韓国の社会、文化、文学に興味をもたれる方も多いのではないでしょうか。

本 書籍 書物 読書

近年、K文学作品が日本にも上陸

実は、韓流ブームの流れを受けて、近年、若い世代の韓国人作家による作品が次々と日本でも翻訳され発売されています。

このような作品を読むと、韓国の社会が抱える問題や、文化などについてより深く知ることができ、韓流コンテンツをより違った角度で鑑賞したり、解釈できるようになります。

この記事では、そんな「K文学」と呼ばれる韓国の文学について、とりわけ近年和訳され日本で発売されている作品を2作品ご紹介したいと思います。

K-POPアイドルも愛読するK文学

アメリカビルボードのヒットチャートでも人気を集め、アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジアと、今や世界中で人気を集めているBTS(防弾少年団)。このBTSのメンバーである“グク”ことジョングクが愛読していると、SNSを中心に話題になった作品があります。その作品の名前は、『私は私のままで生きることにした』(キム・スヒョン著、吉川南訳 ワニブックス 2019年発売)。この作品は、韓国でも70万部を突破するベストセラーになり、日本でも和訳され発売されるとともにたちまち話題となりました。この本では、韓国の競争社会の中で生きてきた著者が、自分とは何かについて深く考え、TOEICの点数や、住んでいる家の広さ、年収や身長、体重など数字で表される自分や、人にどのように評価されたいかではなく、自分自身が好きなことに取り組み、自分自身の物差しを持って、社会で生きていくことが大切だと書いています。

きっと、音楽活動に取り組むグクにとって、強いメッセージになったのではないでしょうか。

また、少女時代のスヨンが『90年生まれチェ・スヨン』と題した自身のリアリティー番組で言及した『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ著、斎藤真理子訳 筑摩書房 2019年発売)も日本で話題になりました。この作品について、スヨンは、「読んだ後、何でもないと思っていたことが思い浮かんだ。女性という理由で受けてきた不平等なことが思い出され、急襲を受けた気分だった」と言及しました。

本作品は、精神科医のカルテという体裁で、一人の82年生まれの女性の幼少期から、学生時代、就職活動、社会人生活、結婚、出産、妻としての生活で経験したさまざまな出来事を、韓国社会に蔓延する男尊女卑の考え方と絡めながら紹介しています。

少女時代のスヨンという、K-POP界のトップを走るアイドルも、これまでにこのような性差別の矛盾に疑問を持ってきたことを表しています。

上記に挙げた2作品の特徴として、競争社会や性差別といった社会問題も果敢に取り入れることによって、多くのファンを獲得していることが挙げられます。

K文学の文化的・歴史的背景

韓国は、儒教文化が根強い国であり、目上の人を非常に敬わなければいけない文化があります。そして、朝鮮戦争を経験し、反共産主義のイデオロギーによって社会全体が統制されていった時期がありました。この時期を経験し、韓国社会は周りと違ったもの排除するような空気が蔓延していったといいます。このような文化的・歴史的背景があり、子供たちは小さいころからハグウォン(学院)と呼ばれる塾に入れられ、良い大学に入り、大企業に就職し、安定した生活を送ることこそが人生において成功なのだと刷り込まれていく傾向が現在でもあります。ここでは個を抑え、社会全体の道徳に自分自身を合わせていかなくてはいけない生き方が重んじられるのです。また、女性は結婚・出産してこそ一人前という考えが根強く、そのような呪縛に韓国女性は苦しめられることがあります。

しかし、こういった社会や考え方に対して疑問を呈しているのが、『私は私のままで生きることにした』と『82年生まれ、キム・ジヨン』いう作品なのです。これらの作品が、韓国社会で多く読まれた、そしてトップアイドルから人気に火が付いたということこそが、意味のあることなのではないでしょうか。

いわゆる『出る杭は打たれる』文化や、ジェンダー指数が世界の中でもかなり低い日本でもこれらの作品が受け入れられ始めているのには、やはり韓国と類似する文化的背景があるからなのかもしれません。

屋上で本を読む白いシャツの女性

おわりに

このように、韓国のアイドルがブームの火付け役になった「K文学」2作品を紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

これらの作品を通して、韓国の文学や社会をより深く知るきっかけになるかと思います。是非、「K文学」の世界に足を踏み入れてみてください。きっと読後は、日本の文化と比較できる視点を持てたり、韓流コンテンツをより楽しめるようになると思いますよ。

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みいこ

大学在学中に韓国に1年3か月留学。帰国後は大学院にて国際関係学を専攻し、広告代理店...

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