後日、『百万長者の初恋』を手がけたキム・テギュン監督にインタビューしました。監督とヒョンビンとの出会いは、カン・ドンウォン主演作『オオカミの誘惑』(04)のオーディション。その時は採用できなかったもののいい印象を持っていたので、今回の役にぴったりだということでキャスティングしたそうです。
SEOUL, SOUTH KOREA - APRIL 02: South Korean actor Hyun Bin attends the
実際、一緒に仕事をしてみたら、
「頭の回転が速く、瞬発力がある。”コンテなしでこのシーンをやってみて”と演じさせても、面白がっていろいろなアドリブを見せてくれる。臨機応変に、その場の演技を楽しめるタイプです。また、ここぞと言う時に、自分の意見を傲慢にならず主張できる利発さがあります。涙を流すシーンでなかなか本物が出なくて、目薬を使うことを提案したら、“ここは自分の涙で勝負したいのでお願いします!”と時間をかけて感情移入していいシーンをとることができました」
「ヒョンビンさんの優れた面は、好感を持てるハンサムなルックスと、親しみやすい雰囲気。高校時代から演技に情熱を持っていただけあって、真面目で一生懸命。でも性格的にクールなので、自分を壊すほど熱くなれないのがウィークポイント。もう一皮向けるためにはそれが必要だと思います」
と、当時、語っていた監督ですが、この弱点はその後のアクション映画『コンフィデンシャル/共助』(17)や『ザ・ネゴシエーション』(18)で見事に克服したといえそうです。
※2007年の著書「韓流マニア缶」(マガジンハウス)からコメントなどを流用しています。
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